お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

ケッコンシキ

2007年08月30日 | 雑感
 新しいスタイルのケッコンシキ・・・憧れのスタイリッシュ邸宅ウエディング

`07 9/1 SAT.  GRAND DEBUT!!
 
 「法専寺 御中」と、印刷され、届いたご案内状です。

 隣町にオープンした巨大ショッピング○○タウン、 その中に、建設中だった結婚式場からのご案内状。

 文面は、

 「さて、○○○ディアSAGAは、約3000坪の広大な敷地にオペラハウスをイメージした高さ40メートルを誇る独立型テャペルをシンボルにスイートラグジュアリーな大邸宅フランス館とモダンスタイリッシュなイタリア館を配し・・・」

 と、カタカナを連発。
 田舎の佐賀に、いかに西洋風のおしゃれな式場ができたかを宣伝。

 あのオ・・・何でわざわざ寺院名宛でご案内いただいたのか・・・意味がわからん

 若い人は、何でも西洋風に憧れるので、「形はフランス、イタリアの邸宅調にしておりますが、仏前結婚式にもご利用ください」 という意味なのか・・・

 お寺は、葬式、仏事だけをする所という誤解から、「葬式はお寺で、そして、結婚式については、ご門徒の皆さんにキリスト教チャペルでの結婚式を勧めて下さい」という意味なのか・・・

 どういう意図で「法専寺 御中」と、ご案内状が届いたのか・・・

 わかりませ~ん 

 

 
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月の光

2007年08月29日 | 仏教
 昨夜の皆既月食、皆様、ご覧になりましたか  
 佐賀では、バッチリ見ることができましたよ 
 
 昨晩、仏教讃歌コーラス練習日でした。
 午後8時前、練習会場のG寺さん幼稚園園庭に車を止めたところで、うっすらと見える、暗褐色の月のシルエットに、しばし見とれました。

 練習終了の午後9時半に外に出た時には、月食は終わり、明るい満月に。

 月の光について、
 
  龍谷大学の鍋島直樹教授が著書「アジャセ王の救い」方丈堂出版

にて、こう書かれています。

  p123 仏教においては、太陽の光、日光は、仏の智慧のメタファーとして、月光は、仏の慈悲のメタファーとしてよく用いられている。日光には、暗闇を晴らすという照破性、ものを育てるという調熟性があり、真実にめざめさせる智慧の働きが込められている。これに対して、月光には、(略)闇を透明な月の光で静かに清めていくという清浄性、気がついて見上げれば、月が優しく自己を包み込むような優美性があり、独りぼっちの自己を包摂する慈愛の働きがこもっている。

 鍋島先生の講演を聴聞させていただいた時も、
 阿弥陀仏の慈悲の光を月光に例えてお話くださいました。

 お月様の天体ショーも、お伽話も、月光の下のロマンスも素敵だけれど、
 
 やわらかく私を包む、阿弥陀仏の慈悲の「月光」も味わってみてください。

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葬儀

2007年08月28日 | 雑感
 例えば、お寺の住職、坊守が亡くなった時、「門徒葬」(会社で言えば社葬のようなもの)として、葬儀が営まれることが多いです。

 喪主は、遺族が務めますが、葬儀委員長は、門徒総代さん。

 社葬などの場合もそうでしょうが、門徒葬の場合も準備都合上、少し日を置いてから葬儀が行われることになります。

 その「本葬」に先立って、遺体を火葬する前に、近親者のみで行う葬儀を「密葬」と言います。

 しかし最近、世間に知らせず、身内だけで密かに行う葬式を「密葬」と呼ぶように誤解されている方が多いようです。

 公にして、世間の皆さんにわざわざ葬式にお出でいただくのは申し訳ないから・・・とか、
 義理でお参りに来られるより、近親者だけで故人を偲びたいから・・・とか、
 派手な葬儀はキライなので、ジミ葬がいい・・・とか、

 ご遺族のお気持ちが、いろいろあってのことだろうと思います。

 お寺のオバサンの立場を離れて、私個人はこう思います。

 故人は、家族、親族のつながりだけでなく、社会に広くつながって人生を歩んで来られたはずです。 あるいは、直接故人を知らなくても、遺族の悲しみに添いたい(弔問したい)という方もおられます。

 つまり、故人の葬儀に列席したいと思われる方のお気持ちを遺族の考えだけでお断りするのは、どうだろうか・・・

 それに実際、内密に親族だけで葬儀を済まされた方にお聞きした話ですが、
 
 後日「知らなかった! お仏壇にお参りさせてください」と、次々、弔問客が自宅におみえになって、応対に疲れた・・・ということも。

 派手な葬儀をしなくても、やはり世間に知らせる「本葬」?がよいのでは・・・
 葬儀とは、故人、遺族が、交誼いただいき、会葬くださった参列者に感謝をあらわす儀式でもあるのではないでしょうか。

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真宗講座

2007年08月27日 | 仏教
 昨年から受講している勧学寮の真宗講座も今回で第6回。

 せっかく近くの本願寺佐賀会館で開催されるのだから・・・と、軽い気持ちで聴講し始めたものの、
 あまりのレベルの高さに「うう、私なんぞが、来るところではなかった・・・」と、睡魔と闘いつつ・・・
 参加することに意義があると開き直って、わかり顔で出席。

 本日のN先生の仏教概論。復習を兼ねてご紹介。

 お釈迦様の悟り(仏法)を2面に分けて

真諦=最高の真実で悟りそのもの→言葉にできない、沈黙以外何ものでもない
俗諦=お釈迦様が言語化された法、言葉という姿をとって仏陀(ブッダ)が衆生を導くための言葉。

 悟りそのものは、言語化されない世界だが、言葉にしないと伝わらない。しかし、言葉は世俗そのものである・・・というジレンマがある。

 ここからは、私の感想。
 そもそも、人間は同じ話を聞いたとしても、各々イメージするものが違う。
 自分中心の計らいで仏説○○経(言語化した仏陀の教説)を聞いたのでは、「そんなのは、大昔のお伽噺で、この現代社会にミスマッチじゃないの」と、聞いてしまうかもしれない。

 とにかく、お釈迦様は、私たちが悩み、苦しむのを、全て人のせい、周囲のせいにするが、悩み、苦しみを作り出すもとは「我執」にあること、縁起の法に暗いからであること。悟りは、執着のない「空(くう)」であること、悟りに至るには、どうすればいいかを多くの仏説(言葉)で説いてくださった。

 現実に悟りをひらかれたのは、お釈迦様だけで、その他弟子の誰一人、完全な悟りをひらいた者はいないけれど、

 N先生の講義では、

 「お釈迦様は、この世で悟りを得られない者をダメだと言われない。悟りを目指して仏道を歩む、その人生そのものが尊いと言われている」そうです。

 
 
 
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夏休みの思い出

2007年08月26日 | 行事・案内
 きょうはウチの組でこの夏休み3泊4日で行われた「児童念仏奉仕団」(子ども達の本山参拝・奉仕活動+観光旅行)の解団式 ということで、会所のK寺さんへ、お手伝いに。

 出発前の結団式(団体参拝の説明会)と帰宅後の解団式(反省会)の計2回、組内の坊守で手分けして、接待のお手伝いしています。

 結団式の時は、参加の子ども達、保護者さんに、坊守たち特製手作りカレーを。
 解団式では、食事は業者さんのお弁当を出すのですが、おみやげにお菓子の袋詰め作業をする。

 解団式では、おつとめ、組長(そちょう)挨拶、参加の子ども達に宿題となっていた感想文提出、旅行中の写真(CD配布)、ゲーム、食事、おみやげのお菓子配布で、解散です。

 子ども達の感想文が、なかなか素敵でした。
 本山での様子がよく伝わって・・・本山の掃除をしたこと、お話を聞いたこと、ご門主と記念写真をとったこと、盆踊り、2日目のお晨朝(早朝のおつとめ)が眠かったこと、おかみそり(帰敬式)を受けたこと等・・・

 作文の最後に「この旅行に行かせてくれたお祖母ちゃんに感謝しています」というのがありました。旅費のスポンサーは、お祖母ちゃんだったらしい。

 ほのぼの3世代4世代家族の様子が目に浮かぶようで、とてもうれしくなりました。
 

 
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葬儀のお坊さん

2007年08月25日 | 雑感
 お盆前から立て続けに、ご門徒さんが亡くなられ、悲しい思いをしています。
 前日のお通夜は住職が勤めたものの、昨日午後のご葬儀は私が導師を勤めさせていただきました。

 やはり、私は法要、飲み会のお接待やバス旅行とか・・お寺の楽しい行事のお世話役がいいです。そういうお世話は、バタバタしても精神的には疲れません。
 お通夜、お葬式を住職の代理で勤めるのは、疲労困憊します。

 先日お通夜を勤めた時、やはりご門徒でもあり、そのお通夜に参拝されていた、ある方から、「坊守さん、参拝者が少ない時は、お焼香も早く済むから、お経は中を飛ばして短縮していいんじゃない」と、冗談とも本音ともとれるコメントをいただきました。

 う~ん、義理でお参りしている方々にとっては、お経が短くサッサッと帰りたいのが本音でしょうが・・・
 
 私は、長年お世話になった(私のようなお寺のことが何もわからない坊守を温かく見守り、お育ていただいた)故人へ感謝と、ご遺族の悲しみに添いながら、一生懸命お勤めさせていただいています。

 その気持ちは、決して忘れませんが、それプラス・・・

 お経を中抜きして飛ばしたりは、とんでもないことですが、お経をあまりゆっくりあげるのも、お疲れのご遺族含め、参列者にとって、退屈で眠いだけでしょうか。

 参列者がどのくらい多いか(お焼香を済ますと退屈なさることを考慮)でお経を唱える速度を多少加減するのがいいのか・・・昨日は、ベストタイミングだった。

 先日住職が言っていましたが、「(参列者が多く)お経の間に焼香が終わりそうになかったので、念仏を引き延ばして繰り返した」と。

 ご葬儀では、お経のペースまで考えながらの読経・・・

 悲しみと感謝と、それだけでは済まない、現実、儀式進行の気遣い・・・

 着慣れない法衣の重みと共に、本当に心身疲れ果てます。
 


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東へ東へ

2007年08月24日 | 雑感
 夫は、昨夕、本山での1泊 住職研修会(住職の免許更新みたいなもの)から帰宅。即、Kさんのお通夜へお参り。

 私も、いろいろなことが重なってバタバタ。
 
 昨日、身内の怪我入院で博多へ。軽傷じゃないのに、気丈な本人は、いたって元気。
 こちらが「おとなしく寝て、ウロウロしちゃダメですよ」と言うくらい。

 帰り、せっかく博多駅まで来たんだし・・・と思い立って、福北ゆたか線で直方へ。昔の篠栗線~筑豊線が電化されて、おしゃれな電車になっている。

 いつもは、実家へは、佐賀から車で行くので、博多経由で電車に乗ったのは、ずいぶん久しぶりのこと。

 入退院を繰り返している高齢の父が、お盆中に、また入院しているので、ちょっと顔を見に。

 1時間ほど病院で過ごし、実家の檀家寺E寺さんへだけ、ご挨拶に伺って、夕方の電車で佐賀に帰りました。

 もう少し早かったら、博多駅で佐賀北野球部の凱旋騒動に逢ったところでした。 彼らが新幹線博多駅からバスに乗り込み出発した後、私が博多駅に着いたようです。

 福北ゆたか線・快速 と 長崎本線・特急「白いかもめ」の乗り継ぎがうまくいって、直方から最短1時間40分で佐賀に到着しました。

 筑豊も佐賀も田舎で緑が美しいのですが、佐賀は、地平線が見える平らな田園景色。筑豊は、山に囲まれた木々の緑の美しさ。

 車窓から見える緑に目を楽しませながら、頭では、いろいろな思いが交錯していました。
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全国優勝

2007年08月22日 | 佐賀ネタ
 まさか、まさかの満塁逆転ホームラン
 佐賀北高校が、優勝 
  
 途中で、きょうは、ダメかな・・・と、かわいそうになり、一旦テレビを消して、雑用をしていました。(お彼岸の案内状作り)
 
 その時、また、親しいご門徒Kさんが亡くなられたと 連絡を受け、ショック 
 
 住職の代わりに枕経に向かう準備をし、家を出る前にテレビをつけてみたら、何と満塁ホームランで逆転した直後だった。(何だか佐賀北の試合の度に、私は僧侶姿をしていたような・・・)

 ご門徒さんの悲報と、佐賀北の優勝。
 何だか、とても複雑な気分で、お参りに伺ってまいりました。

 
 それにしても佐賀北すごい  

 田舎の県立高校生、体格がいいわけでもなく・・・その普通っぽさがいい。
 勝ち抜いて、騒がれても、舞い上がるでもなく、淡々として、その態度がいい。
 最後まであきらめない、いっしょうけんめいなプレー。その懸命さがいい。

 佐賀県民として、彼らを誇りに思います。たくさん感動をもらいました。

 夕方の佐賀のニュースで、13年前、優勝した佐賀商業キャプテンN氏(現在31才の会社員)が興奮気味にインタビューに答えておられましたよ。

 熱戦が続いた、佐賀での 高校総体も、20日、無事終了しました。
 
 こうして、熱い熱い佐賀の夏は、終わりましたが、まだ、猛暑は当分続きそうです。興奮とともに・・・
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決勝戦だ

2007年08月21日 | 佐賀ネタ
 きょう、佐賀北の試合中は、私、ウチの本堂で汗だくになって、お経をあげていました。
 いえ、必勝祈願ではありません。

 長年お世話になってきたご門徒のSさんが亡くなられ、葬式は住職がつとめましたが、その後、ご遺族、ご親族、友人の方々が、法専寺にお参りくださっていたので、私が調声をつとめて、ご一緒に「正信偈」のおつとめをしていたのです。

 それで、試合の応援はできませんでした。

 ご一同をお見送りしてからテレビをつけたら、もう終わっていました。

 ネットで結果を見たら、何と、また、勝っているじゃありませんか
 す、すごい・・・

 13年前、佐賀商業が優勝したときもミラクルの連続・・・
 あの時も今回同様、開会式直後の第1試合から始まったのでした。

 そして、あれよ、あれよの優勝戦は、日曜日。

 ちょうど親戚が入院中で、我々若夫婦(その時は若かった)は小学生の娘たちを連れて、病院へ見舞いへ向かっていました。
 車内では、もちろん甲子園の中継を聞きながら・・・
 
 先に得点されていて、もう、ダメかな・・・と思っていたところ、キャプテンが逆転ホームランを打った 車内で家族一同、大騒ぎ 
 病棟に入った時、9回裏の守り・・・談話室のテレビに、患者さん、看護師さん、お医者さんまで群がって、息をひそめて見守っていた・・・

 優勝が決まった瞬間。病院内に大きな歓声

 やがて、医師と看護師さん達は、何事もなかったかのように、それぞれ持ち場に散っていかれた光景を鮮明に覚えています。

 さて、明日の結果は 
 
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快進撃

2007年08月20日 | 佐賀ネタ
 いやあ、勝っちゃいました 田舎のフツーの野球部高校生たちが、帝京に 

 写真はきょうの佐賀新聞一面トップ記事。
 
 佐賀県民大興奮です

 北高が、正直こんなに強いと思わなかった・・・失礼ながら、1回戦突破できたら、上出来だと思っていた。

 監督さんでさえ、昨日のコメントでは、「不安でたまらず一人ドキドキしていたのに、生徒たちは平然としていて、普段通りにプレーができていた。どこにこれだけの力が備わっているのか、本当に驚いている」と。

 延長13回サヨナラ勝ちが決まった瞬間、くたびれた中年夫婦も思わずハイタッチをして喜びましたよ。

 あの暑さの中で、あの集中力、あの懸命さ・・・

 何事も一生懸命ってことは、感動する。

 私も見習いたいと思いました。

 
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