今度は長野・新潟県境付近で大きな地震 震度6強

引用図は、3月12日3時59分頃発生した地震の震央と各地点震度分布図です。気象庁HPより引用。

国内観測史上最大となる巨大地震　東北地方太平洋沖地震の影に隠れた形になってしまいましたが、3月12日03時59分頃甲信越地方北部でかなり強い地震がありました。

震源地は新潟県中越地方 （ 北緯37.0度、東経138.6度）で震源の深さは約10km、地震の規模（マグニチュード）は6・6と推定されます。

この地震で、長野県境村北信で震度6強を観測したほか、新潟県十日町市や新潟県津南町などで震度6弱を観測しました。

この地震と、東北地方太平洋沖地震とは地震発生のメカニズムが異なりますが、東北地方太平洋沖地震発生して、長野・新潟県境の地震の歪エネルギーが蓄積していた、今回の地震発生地域が触発された格好となり、今回の地震につながった。と私は見ています。

今回の地震のように、長野・新潟県境付近から新潟県上中越地域に発生する地震は、強い揺れの区域が利根川や渡良瀬川沿いに沿って南東方向へ広がり、埼玉県北東部や茨城県西部周辺でも強い揺れを観測すると言う特性があります。

この地震発生後も、この地震の余震と見られる地震が12日明け方に立て続けに発生、最大震度6弱の激しい揺れを新潟県上越地域で観測しています。

東北地方太平洋沖地震 東京都内では

3月11日14時46分に発生した東北地方太平洋沖地震（マグニチュード8・8）ですが、私の住んでいる東京都内では、千代田区大手町や江東区東陽などで震度5強、渋谷区宇田川や多摩地区の広範囲で震度5弱を観測しました。

東京港内晴海ふ頭でも、11日午後7時過ぎには、1・3mもの津波を観測しています。

私（筆者）は、地震発生当日、新宿にある某百貨店のカルチャースクール講師で、江戸川区は葛西公園内にいました。地震発生当時、園内では、地鳴りをあげながら、地面がまるでトランポリンのごとくブルブルと大きく揺れましたね。

都内の様子を、時系列で画像（筆者撮影）にしました。どうかご覧ください。

①11日午後3時30分頃撮影　葛西臨海公園駅前で、歩道が陥没し地割れしている箇所（液状化でもしたんでしょうか？）

②東京テレコムセンタービル火災の黒煙をはるかに見る（葛西臨海公園内より）　11日16時頃撮影

まあ、自分自身、生まれて初めて経験するような激しい揺れでした。

それに、揺れが長かったのなんのって！！S波らしき揺れが来て、益々大揺れになったのが印象的でしたね。

これこそ、規模が巨大で、かつ、震源域が比較的ゆっくりとした破壊（おそらく、複数の震源域がドミノ崩し的に破壊されたのでしょう。

③地震発生後およそ9時間たっても通行止となっている首都高速道路の様子（千代田区大手町付近。11日午後11時40分現在。）※画像悪いですが、「地震のため一般道に降りろ。地震！通行止。只今点検中　と書かれた電光掲示板です。

④首都高速道路が走行できないため、一般道路は深夜でも大渋滞。（日比谷通り大手町付近。11日23時40分頃）

本当に、怖かったし、長時間交通機関麻痺して、家まで帰るのに疲れた～！

まあ、私自身、今回の地震で、学ぶべきものも多かったですね。結局、頼りになるのは自分自身ですな。まあ、家族ともども無事だったし、この点は良かったですね。

でも、東北地方の惨状を目の当たりにして、被害に遭われた皆さんには、心よりお見舞い申し上げます！！

東北には友人もいるし、親戚も仙台市内にいるもので。この点、心配です！！

それに、東北在住のちーぼーさんは大丈夫ですかね？

ついに来た！！三陸沖と宮城県沖連動の東北地方太平洋沖地震！！

①②は、3月11日14時46分頃発生した東北地方太平洋沖地震の震央と東北地方から関東地方、中部地方にかけての各地震度分布図です。気象庁HPより引用。

①

②

3月11日14時46分頃東北地方や関東地方を中心に大変大きな地震がありました。

震源地は三陸沖 （ 北緯38.0度、東経142.9度、牡鹿半島の東南東130km付近）で震源の深さは約20km、地震の規模（マグニチュード）は8・8と推定されます。

地震のマグニチュード8・8と言うのは、気象庁が採用している地震のマグニチュード算出式では、上限値となるもの。勿論、国内観測史上最高の規模の地震と言えます。

この地震のため、宮城県栗原市築館では震度7を観測したほか、岩手県から宮城県、福島県、茨城県、栃木県、の所処で震度6強を観測、さらに、東北地方や関東地方、山梨県内の広範囲で、震度5強以上の激しい揺れを観測しました。

東京都内では千代田区大手町、江東区東陽などで震度5強、他、23区や多摩地区の広範囲で震度5弱を観測し、神奈川県横浜市内でも震度5強を観測した地点もありました。

この地震のため、北海道から本州の太平洋沿岸には津波が来襲し、11日15時50分に福島県相馬港で7・3mもの大津波を観測したほか、東京湾岸の東京晴海でも11日19時15分に1・3m、神奈川県横浜港で11日17時37分に1・6mもの津波を観測しています。

11日23時50分現在、引用図③で示す地域に大津波警報や津波警報、津波注意報が発表されています。

③

この地震は、東北地方が載っている北米プレートの下側に沈み込む、太平洋プレートとの境界部分で発生した、プレート間地震と見られ、余震の震源地などより、三陸沖～宮城県沖～福島県沖まで震源域が及んでいるものと推定されます。宮城県沖地震の最悪のシナリオとして想定されていた、三陸沖と宮城県沖の連動型の大地震と見られます。

この地震と、地震発生後に押し寄せた大津波のために、11日23時現在、300人以上の方々がお亡くなりになり、東京都内でも、死者が発生してしまいました。

被害に遭われた方々には、心よりお見舞い申し上げます。