引用図は、気象庁HPより、気象庁から3月25日9時56分発表の 9時42分に発生した能登半島沖地震の震央、各地の震度分布図です。※なお、震央は、25日昼過ぎに、気象庁より訂正発表ありました。図の×印より、東側の、能登半島沿岸(輪島市と志賀町との市境付近)です。
3月25日09時42分 石川県能登半島で、かなり強い地震が発生しました。
この地震の震源地(訂正後)は
北緯 37度13.2分 (北緯 37.2度)
東経 136度41.1分 (東経136.7度)
深さ 11km (深さ 10km)
規模(マグニチュード) 6.9 と推定されます。
この地震により、
震度6強→石川県輪島市 七尾市 穴水町
震度6弱→石川県志賀町 中能登町 能登町
震度5強→石川県珠洲市
震度5弱→石川県羽咋市、宝達志水町 かほく町 富山県富山市 滑川市 氷見市 小矢部市、射水市 舟橋村 新潟県刈羽村
を観測したほか、北陸地方や信越北部、岐阜県の広い範囲で震度4を観測しました。
この地震のため、25日21時時現在 死者1人、重軽傷者170人となったほか、石川県内だけで住宅52棟が全壊、半壊が92棟の被害となっています。
※、地震の震度の特性については、本ブログ平成17年3月20日と3月21日の記事に詳細を紹介していますし、震度の算出方法は、本ブログ平成17年6月3日の記事を参照ください。
当初、この地震の発表直後、気象庁からは、地震の震源地は能登半島沖 ( 北緯37.3°、東経136.5°)で震源の深さは約50km、地震の規模(マグニチュード)は7.1と推定・・・と発表されましたが、25日昼過ぎに、前記の地点とマグニチュードに訂正されました。
今回、地震が発生した、石川県能登周辺は、これまでも、今回と同等規模の地震が何度か発生しています。最近では、平成5年2月7日に、能登半島珠洲沖の深さ30㎞付近でマギニチュード6・6の地震が発生し、石川県輪島市で震度5を観測しています。
この地震と比べると、今回の地震は沿岸すれすれの箇所で発生し、震源の深さも浅いことから、大きな被害に繫がったと考えられますが、マグニチュード6・5以上の地震が、深さ10キロより浅い箇所で発生すると、その地震の震源直上では、震度7を観測するようになります。今回の地震によって、石川県輪島市、志賀町の一部では、ことによると、震度7相当の揺れを観測している可能性も高そうですね。気象庁の機動地震観測班の今後の詳細調査結果を待ちたいものです。
今後は、地震の震源地付近を中心に、余震(本心のマグニチュードから0・5引いたマグニチュードの余震が発生する懸念もあります。)と、地盤がゆるくなっていますから、少しの雨でも、土砂災害などには充分に注意してください!
地震の被害 更に広がっている様子ですね。地震の記事も見ごたえありすね。
地震や、天気のことで、一般の方々には知られていないことを、これからも、どんどん紹介いただきたいですね。応援しています。
コメントありがとうございます。これからも、地震や、天気のことで、一般の方々には知られていないことを カノウ?? いや 可能な限り 皆さんへお伝えしていきます。
気象・地震のバイブル となるブログを目指します。応援よろしくお願いいたします。