28日は、梅雨前線の南側に入った関東地方の南部では、朝から気温が上昇して、東京では最高気温が36・2℃と、6月としては観測史上最高の気温を観測しました。この他静岡市清水で37・8℃,神奈川県海老名では37・6℃の猛暑となりました。
実は、関東地方南部では昨日夜から気温はあまり下がらず、東京では、最低気温が27・7℃と本年初の熱帯夜となり、午前7時には、早くも30℃を超えてしまうほどの暑さでした。
28日15時の天気図を見ると、関東地方南部では梅雨前線の南側に入り、等圧線も西北西から東南東方向に走っていますね。東京より大阪あたりの気圧が高くなっています。関東地方で気温が上がる典型的な形です。関東地方北部では、梅雨前線の雲がかかり、日差しには恵まれず、気温はさほど上がりませんでした。
※引用図は28日15時の関東甲信地方のレーダーアメダス合成図です。(気象庁HPより引用)
一方、梅雨前線がかかる北陸地方では、大雨が降り続き、新潟県の下越地方の一部では、28日の降水量が290ミリを越えた個所も出てきています。大雨災害が懸念されますね。
梅雨前線はゆっくり南下する模様で、関東地方南部でも、明日29日は、梅雨空が戻ってしまいますね。