カノウおにいさんの気象・地震再発見

気象や地震についての目からうろこが出る話全集です。
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新潟県中越地震から1年。

2005-10-24 00:00:55 | インポート
平成16年10月23日午後17時54分、新潟県中越地方にマグニチュード6.8の地震が発生。地震が深さ10キロ以下と言う浅いところで発生したため、新潟県川口町では震度7、小千谷市や十日町市などで震度6強、長岡市などで震度6弱を観測しました。この地震で51名の方々がなくなり、多くの建造物が全半壊しなした。

この地震発生から、本日でちょうど1年経ちました。

地震の罹災地では、1年経った未だに復興が満足に進んでいないのが現状です。

ただ、我々は、逆に、この新潟県中越中越地震から以下のことを学んだはずです。

①地震の規模としてはマグニチュード6・8で、巨大地震とはいえないが、発生箇所によっては、震度7と言う猛烈な揺れに見舞われる地域があるということ。

②地震発生後の避難生活でも、不幸にしてな亡くなられた方が出てしまったことで、地震後の避難生活のあり方について。

③地震発生の復興作業における、予想外の物理的、経済的困難さ。
などですね。

我々は、地震国日本に住む限り、この地震災害から無縁と言うことはありえません。日本のどこかで、明日にでも、大地震が発生するといっても、決して過言でなありません。今一度、地震と言うものの素性を十二分に理解して、来るべき地震災害に対して、ソフト、ハード面双方充実させて、地震災害を軽減するべく、日々努力することを誓おうではありませんか。


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2 コメント

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加納おにいさん、ご無沙汰してます。原田龍彦です。 (原田龍彦)
2005-10-28 18:47:03
加納おにいさん、ご無沙汰してます。原田龍彦です。
もし東京で大震災が起きたら、直接の被害にあわなくても、帰宅難民が大勢出ますね。以前、大手町に勤めていたころは、自宅まで何度か歩いて帰ったことがあります。しかし、実際に地震になったら、歩いてかえるのは無理でしょう。それは、東京の東半分には川がたくさんあるからです。橋が落ちてしまえば、もう川は渡れません。実際、仙台の地震の時は、橋が落ちて、気象協会の職員は、しばらく泊り込みで勤務を続けていました。なかなか、現実は訓練のようにいかないようです。
では、また。
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原田龍彦さんへ。 (カノウおにいさん)
2005-10-30 01:21:19
原田龍彦さんへ。

ご無沙汰しております。

そうですね。実際に大きな地震の際に、地震そのものをどうにか無事に切り抜けても、そのあとの問題が山積すると言うことですよね。

仰せのとおりに、職場や外出先出大地震のあった際には、交通機関が寸断されますから、帰宅等の問題もありわけですね。仮に、通常電車で1時間や2時間かかる距離を徒歩で帰宅なんてことは通常の大人でもかなり困難でしょう。

この点も、国や各自治体でも、十分に対策を議論してほしいところだと、私も思っています。
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