薪ストーブがこれからますます注目され、導入しようと考えている方も多いと思う。
といっても、100万円を軽くオーバーする代物。慎重にならざるを得ないのはもっともだ。
室外を二重煙突にするのは最近では異論のないところであるが、コストカットをするために、あるいは放熱を得ようと室内をシングルで計画している方も多いと思う。
特に、メーカー施工の高級煙突は、あとでやり直そうにも10万近く余計にかかる可能性もある。
そこで、生意気なようですが、以下の僕の体験を踏まえて計画してみてはいかがでしょうか?
僕のはオンボロストーブで、しかも自分で施工したので、自分のいいように毎年カスタムして楽しんでいる。
今年のシーズンは、二重煙突に(写真右)変更した。真の目的は、二重にしておけば、煙道火災なんかからチョットでも守れるかな、というところだったのだが、この1ヶ月、100kgほど燃やした上での結論からいうと、
「室内も二重煙突にすべき」
であると声を大にしていいたい。
以下に理由を挙げると、
1、天板の温度が上がるようになった。
シングルのときは、結構薪を詰めても温度が300度を超えるのはまれだったが、今は簡単に上がる。
その割には、ガラス面との温度差が少なくなった。ガラス面の温度が上がらないのはフシギ。
2、ガラスが煤けない。
前シーズンの時より、ガラスウオッシュを絞ってるが、全然ススで曇らなくなった。
3、ボーボー燃えない。
特に着火時はボーボーと勢いが凄かったが、今はメラメラと燃える。
ダンパーをONにした時のような燃え方。でも、今はダンパーを全閉にしても、あまり火の勢いは変わらなくなった。
4、薪の持ちがいいような・・・
これは、感覚でしかないような気もするが、でも、2kgくらいの薪が1時間半ほど火が続くようになった、気がする。
5、灰の量が少ない。とおもう。
6、煙も少ない感じ。
クリーンバーンを3倍くらいの吹き出し量にしたのでなんともいえないが、昨年悩まされた煙は、薪追加後5分くらいで見えなくなる。
ということで、目指すものに近づいてきた。1段ほど高級機になったようだ。
カマの温度が上がるので、炎も青白いのが出て、効率がよい感じだ。
では、煙突からの放熱はどうなったか、というと・・・
マイナスな感じはしない。むしろ本体からの放熱が暖かくなった感じがする。
オンボロストーブでも、このあたりの熱力学は同じはずだ。
ストーブの更なる性能を引き出すには
「完全二重煙突」がぜひともお勧めだ。
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