ほぼ週刊イケヤ新聞ブログ版

コピーライター・ミュージシャン池谷恵司の公式ブログです。
私的メールマガジン「ほぼ週刊イケヤ新聞」のブログ版です。

夏の終わりを惜しむかき氷です。

2012年09月20日 21時44分03秒 | 一食入魂&つけ麺ジャンキーズ

夏の終わりを惜しむかき氷です。

かき氷の女王ではないので、

夏場でないとやはり、かき氷は厳しいかなと思って。

ひょっとして食べ納めかと思い、

荻窪で食べました。

 

 

 

 

イチゴミルクは、イチゴとミルクが別れています。

氷は、天然、儚く、淡く、夏は去っていきます。

 

この店、じつはラーメン屋さんなのでした。

 

濃厚な塩つけ麺もたべてしまいました。

美味しかったッス。

 

 

さよなら、夏の日。

タツローであります。

TREASURES
Warner Music Japan =music=
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ARTISAN
ダブリューイーエー・ジャパン
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さよなら夏の日
山下達郎
イーストウエスト・ジャパン

 


山本剛 (P)を新宿白龍館で見た

2012年09月20日 09時24分37秒 | CD&コンサートレビュー

仕事が立て込んでいて、ブログを書く心の余裕がなく、

ずいぶん遅れたレビューですが。

 

数週間まえですが、

山本剛 (P)を新宿白龍館で見ました。

やはりキャリアのある大御所の演奏には

演奏を超えた「何か」があって、

これはもう、喜んで享受するしかない滋味。

MCも特になく、山本剛さんがスタンダードを思いつくまま、

どんどん弾いていくというイメージで進んでいくライブでしたが、

音もフレーズも、素晴らしかったです。

 

豪華客船に乗せられて、ハワイ航路に行く甲板で

ゆったりと海を見ている気分です。

ベースとのデュオでビンテージのベーゼンの音を堪能しましたが、

アンプを使っていなかったと拝察するベースの香川さんの低音が

力んでいるわけでは決してないのに、よく響いていたところが、凄い。

フレーズも実に素晴らしく、これまたプロ中のプロの玄人ぶりを

堪能させていただきました。



もちろん、名物のトマト湯麺も、堪能しました。


一人だったので、これだけ。残念。

何人かでくれば、いろいろオーダーしてシェアして味が楽しめたのに。

次は大勢で行きます。


 


ナポリのアイスクリーム、食べていただきたいと切望するのです。

2012年09月20日 09時09分57秒 | tweet

外苑東通り、慶応病院と四谷三丁目の間ぐらいに、

アイスクリームメーカー「ナポリ」のショールーム的なお店があって、

そこを通りかかったのが、夏の暑い日で、時間に余裕があれば、

ぜひソフトクリームを食べていただきたいと切望するのです。

 

ちょっと夢見心地になるぐらい、美味しかったです。

 

荻窪タウンセブン1Fのソフトクリームも美味しいですけどね。

 

 

PROVERBステッカー ナポリを見て死ね
シックスティーワット
シックスティーワット

 

コトワザステッカー《ナポリを見て死ね/SEE NAPLES AND DIE》防水加工◆
シックスティワッツ
シックスティワッツ

ライブだと思って行ったら、スゴイ楽器がゴロゴロしていたパーティだった。

2012年09月18日 14時57分24秒 | LIVE本番日記

先週末、いつも勝手に飛び入りしている内田マナベさんのライブに

ラッパとギターをもって馳せ参じたのだった。

 

で、いってみたら、これがビックリ、誕生日パーティでありまして、

飲み放題、食べ放題、しかもどれを食べても美味しいという

素晴らしいパーティで、ケーキのロウソクを消すまで

誰の誕生パーティなのかわからないまま、飲み食い演奏していたのですが、

まぁ、珍しい楽器がゴロゴロあって。

湘南台の音楽シーンの奥深さを思い知らされました。

まず、これね。

ベースの音がします。たぶんメキシコの楽器。

ギタロンというのだろう、たぶん。

意外にどしりとベースの音がして、

アコギ相手なら十分のアコベです。

普通の中華屋にギタロンという組み合わせが、ゴイスです。

ギタロン

https://www.google.co.jp/search?q=%E3%82%AE%E3%82%BF%E3%83%AD%E3%83%B3&hl=ja&client=firefox&hs=2dC&rls=org.mozilla:ja-JP-mac:official&prmd=imvns&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ei=wwtYUPy5Gc7RmAXg3oGYCA&ved=0CC8QsAQ&biw=1202&bih=873

 

そしてこちらがテレキャス。

普通でしょ。一見。

でもヒップショットというストリングベンダーがついてます。

これで2弦を全音上げることができます。

ギターでスチールギターリックを弾くために開発されたもので

最初はバーズのClarence White(クラレンス・ホワイト)が

テレキャスターをザグってつくったもの。

写真のヒップショットは通常のテレに非破壊的に取り付けることができます。

ちなみにこのヒップショットには6弦をDに落とす

ドロップDの仕組みまでついていて、これまた珍しい。

 

 

そして歌いまくりのマナベさんであります。

 

いや、楽しかった。

ただ家から遠いので、来たらすぐに帰らなきゃ行けないのが

玉に瑕、の湘南台中華三番の、どなたかの誕生日パーティギグでありました。

ミュールスキナー(紙ジャケット仕様)
ミュージックシーン
ミュージックシーン
White Lightnin'
Sierra
Sierra
Nashville West Featuring Clarence White
Sierra
Sierra

今日も快晴、残暑の東京、休日の早朝であります。 まず洗濯でもするか。

2012年09月17日 07時33分31秒 | tweet

休み明けまでに仕事が結構あるという、珍しい状態、フリーなので仕事をいただけるのはありがたいことですが、ラッパの練習を数日しておりません、
今日も快晴、残暑の東京、休日の早朝であります。
まず洗濯でもするか。

 

マークレヴィン ザ・ジャズ・セオリー
愛川 篤人,Mark Levine
エー・ティ・エヌ

立て込んだ仕事を淡々とこなしていくための今朝のBGMはこれ。フェネス の エンドレス・サマー

2012年09月16日 11時11分18秒 | tweet


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Endless Summer (Reis)
Editions Mego
Editions Mego
エンドレス・サマー~デラックス・エディション
Pヴァインレコード
Pヴァインレコード

昨日書店でみかけた「ピアニストの脳を科学する」超絶技巧のメカニズムは面白そうだ。

2012年09月15日 15時48分03秒 | レバレッジリーディング

昨日書店でみかけた「ピアニストの脳を科学する --超絶技巧のメカニズム」は

ちょっとだけ読んだが、超絶に面白そうだ。

ぜひ読みたいと思っております。

ほんと、ピアノが上手い人って、頭の中どーなってんの、と思いますから。

ピアニストの脳を科学する 超絶技巧のメカニズム
古屋晋一
春秋社



日常芸術という冒険、クリエイティブということ。

2012年09月14日 00時18分55秒 | tweet

某有名イラストレーターの方といっしょにやっているバンドが、

休止状態から覚醒へ向かっているのだった。

僕が唯一ベースを弾いているバンド。

先日、その方の自宅で軽く音合わせをして、二年ぶりぐらいにベースを弾いたが、

妙に楽しかった。

それにしても、このイラストレーターの方は、

音楽が大好きで、好きなアーティストのCDもプラケースだと気に入らないので、

自分で紙ジャケをコラージュして作ってしまうのだった。

 

まさに、日常芸術、真のクリエイティブということ。

ほんと、勉強させてもらってます。

ベースも少しは練習した方が良いと、自分で一応思っています。

ベースで目指しているのは、ジョンの魂のクラウス・フォアマンです。

ジョンの魂
EMIミュージック・ジャパン
EMIミュージック・ジャパン

今日は移動と打ち合わせが交互に一日中。隙を見て書き仕事したいところ、電車で寝過ごす昼下がり。

2012年09月13日 22時01分18秒 | tweet

<blockquote class="twitter-tweet" lang="ja"><p>今日は移動と打ち合わせが交互に一日中。隙を見て書き仕事したいところ、電車で寝過ごす昼下がり。 <a href="http://t.co/vTEiOLRP" title="http://twitter.com/keijiikeya/status/246110642728210433/photo/1">twitter.com/keijiikeya/sta…</a></p>— 池谷恵司さん (@keijiikeya) <a href="https://twitter.com/keijiikeya/status/246110642728210433" data-datetime="2012-09-13T04:58:45+00:00">9月 13, 2012</a></blockquote>
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そいえばこんなカバン買いました。

PCバッグBUILT NY ビルトニューヨーク ラップトップ トートPCバッグ A4Wブラック黒 #8280BK
BUILT
BUILT
BUILT EX RELISHバッグL CGD 121895
BUILT
BUILT
BUILT PCキャリングバッグ A4W MCD 6574
BUILT
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[BUILT NY] ラップトップ ポートフォリオ 15.4" ワイド[PCバッグ]
BUILT NY
BUILT NY

今日はコレ流しつつガシガシ仕事します。Sylvain Chauveau の Un Autre Decembe

2012年09月12日 22時39分02秒 | tweet

<blockquote class="twitter-tweet" lang="ja"><p>昨日の夜はお世話になった方の送別会、とても楽しかった。さて今日はコレ流しつつガシガシ仕事します。Sylvain Chauveau の Un Autre December を Amazon でチェック! <a href="http://t.co/LxRgyh84" title="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00008A8KQ?ie=UTF8&camp=1207&creative=8411&creativeASIN=B00008A8KQ&linkCode=shr&tag=ikeyashinbun-22&redirect=true">amazon.co.jp/gp/product/B00…</a> @さんから</p>— 池谷恵司さん (@keijiikeya) <a href="https://twitter.com/keijiikeya/status/245683377661943808" data-datetime="2012-09-12T00:40:56+00:00">9月 12, 2012</a></blockquote>
<script src="//platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script>

 

Un Autre December
Fat Cat
Fat Cat

ミスター・ピーノの【見るが勝ち通信】その106

2012年09月12日 09時44分00秒 | ミスター・ピーノの【見るが勝ち通信】

ミスター・ピーノの【見るが勝ち通信】その106
私の知り合いであるミスター・ピーノさんは
海外滞在が長く、

外国語にもご堪能な方ですが、一週間程度で
物凄い量のものを、見る、読む、聴く。
私も見習いたいと思っております。 


ピーノさんからいただいているメールマガジンを
ご本人の承諾を得てこのブログに転載しているものであります。

読者の皆様、感想等ございましたら
私が責任を持ってお伝えしますので
ぜひコメント欄にお願いします。

 


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鹿児島に行ってきました。 空港でレンタカーを借り、錦江湾を時計回りに、
坂元のくろず「壺畑」に寄り、湯之平展望所から御岳(北岳、1117m)を眺め、
桜島フェリーで鹿児島市内へ。 二日目は指宿(いぶすき)名物、砂むし温泉
で砂のむし風呂を体験して、知覧武士屋敷(7軒)を見学。 三日目は九州の
最南端の佐多岬で、水中展望船「さたでい号」に乗り、サンゴ礁や熱帯魚を
見てから岬の高台にある展望台まで。 四日目は“東洋のナイアガラ”にして
はこぶりの「曽木の滝」を見てから空港へ。 アッという間の三泊四日でした。

鹿児島市内の夜はもっぱら天文館エリアでの食べ歩きでした。芸能人の
色紙が多く飾られた居酒屋『吾愛人(わかな)本店』では、さつま揚げとみそ
おでん(大根・玉子・豆もやし・黒豚三枚身)がおいしく、『酒膳 あべ乃』では
キビナゴ(刺身)と、白菜やキャベツとではなく“レタス”と一緒に食べる奄美
島豚の豚しゃぶと、締めのラーメンが絶品でした。店主おススメの芋焼酎は、
有名ブランドのブレンド用の原酒として使用され、まろやかな味に感心して、
銘柄を教えていただき、帰宅後に、早速ネット検索で注文した次第です(笑)
http://www.k-wakana.com/

先日京都で会食の際に住所表示の話になり、京都は『地番表示』(○町
□番地)になっていて、その他の地域で一般的な『住民表示』(○町△丁目
◇番▽号)とは異なり、そのうえ「通」や「上る」(北へ)或いは「下る」(南へ)、
「東入」(東へ)或いは「西入」(西へ)が加わり、昔も今も、その表示上には、
10数軒しかなく、地元のひとにはパッと一目で「あのあたりか」と見当がつく
そうです。 京都在住以外のひとには、その通りや町名の漢字すら読めない
ことがあり、町名を残すこともひとつの伝統的な文化であるということですね。

【演劇・落語】

■ONEOR8 「そして母はキレイになった」(赤坂RED/THEATER、12/09/09
★★★★)作・演出:田村孝裕。町の寂れた喫茶店が舞台。夫(山口森広)
と娘二人(冨田直子・和田ひろこ)を残して家を出た妻(高橋惠子)が、突然
戻ってきたところから物語がスタート。 違和感のない暗転で、過去と現在の
場面が交互に繰り返され、置いていかれた夫と娘たちの複雑な事情を暗示。
酒屋の親子や常連客とのやり取り、亡くなった夫の墓参りを通して、なぜ母
が戻ってきたのかは分からないままです。劇場側の都合で最前列席となり、
目の前で見る高橋惠子の美しさとその振る舞いには、思わずウットリでした。
http://oneor8.net/

■立川志の輔独演会(アクトシティ浜松大ホール、12/09/10 ★★★★)
前座として四番弟子の立川志のぽんの「金明竹(きんめいちく)」、中入り後
に松永鉄九郎の長唄三味線。志の輔は上方の「猿後家」と古典の「井戸の
茶碗」の二席で計2時間半。オリンピックの柔道審判員の判定ミスの話から、
早いテンポで小話を連発して客を笑わせ大店(おおだな)の未亡人の噺へ。
この日のメインは「井戸の茶碗」で、くず屋の清兵衛が浪人から仏像を購入
して武家屋敷で転売する話。三者三様の話し方を志の輔が使い分け、特に
二人の武士の間を右往左往する清兵衛役の絶妙な語り口は、至福のとき。
http://www.shinosuke.com/index_00about.php

【映画】

■デンジャラス・ラン <原題 SAFE HOUSE>(★★★★)
最後まで目が離せない頭脳よりも体力勝負のノン・ストップ・ムービーです。
国際的に指名手配中の犯罪者(D・ワシントン)が南アフリカの米国領事館
に駆け込み、暇な業務で退屈する新米CIAエージェント(R・レイノルズ)が、
彼を護送する役目になるアクションもの。 激しい銃撃戦と車による追走劇、
訓練を受けた格闘技と、地元警察が介入する余地がないほどの治外法権
的無法世界です。 サム・シェパードとパナマの大統領選に出馬・落選した、
サルサ界の大御所ルーベン・ブラデスの久しぶりの姿がなんとも懐かしい。
公式HP(音声注意) ⇒ http://d-run.jp

■夢見るふたり (★★★☆)
二人で始めた小さな居酒屋が火事で全焼。 また、新しい店を出すために、
夫婦(阿部サダヲ・松たか子)で資金を集めるために始めたのが結婚詐欺。
妻は昼ラーメン屋で働きながら、夜は夫が板前として働く割烹店でいっしょ
に働きながら、カモとなる女性客が現れるのを待つ日々。強い結婚願望を
持つOL(田中麗奈)、男運に恵まれない風俗嬢(安藤玉恵)、オリンピック
を目指しているウエイトリフティング選手(江原由夏)からお金をだまし取り、
新店舗の内装も終えたところで突然の予期せぬ事件が起きるサスペンス。
公式HP(音声注意) ⇒ http://yumeuru.asmik-ace.co.jp/

■踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望 (★★★)
この映画のどこがTHE FINALで、これでホントにTHE FINALなんでしょうか。
同じ局(CX)には前例(「海猿」)もあるため、また何年か皆が忘れたころに、
「新作発表」があるような、そんな気がします(笑) 青島刑事(織田裕二)も
室井審議官(柳葉敏郎)もシリーズが進むほど深刻度を増していった結果、
当初の和気あいあいとしたチームワークが失われていき、殺伐とした湾岸
署に変化していくのは時代の流れを反映してます。今回起きた犯行も現実
性に乏しく、細部にこだわった割りに中途半端な結末=THE FINALでした。
公式HP ⇒ http://www.odoru.com/index.html

【Book】

■橋本治 「その未来はどうなの?」(集英社新書、12/08/22 ★★★☆)
「テレビ」「ドラマ」「出版」「経済」「民主主義」などの未来について、全九章
の「なにがどう分からないのか?」を考えた本。 分かることを目的にはして
おらず「そのように分からなかったのか」が問題解決の第一歩とする著者。
エコノミストは「復興=経済チャンス」ととらえ、「世界経済が破綻したらどう
なるのか」ということだけは知らないと指摘。 世界が有限である以上、なん
らかの形で「限界」は来るという至ってシンプルな事実を述べます。日本が
もう一度廃墟から立ち直るのは“得意技”であるはずに思わずウーンです。
http://books.shueisha.co.jp/CGI/search/syousai_put.cgi?isbn_cd=978-4-08-720654-8&mode=1

その未来はどうなの? (集英社新書)
橋本 治
集英社


■平松洋子 「おとなの味」(新潮文庫、11/03/01 ★★★★☆)
冒頭の口絵(カラー写真)も含めると67の「味」に関するエッセイ。 「わたし
の味」から最後まで、徹底的に子どもには決して分からない「おとなの味」。
豆腐の調理方法のコツ(水切り)や「おつだね」の“乙”について語り、立ち
呑みはひとりで完結しているのがうつくしいと考える平松さん。彼女が描く
料理や食事風景の、まず“語彙の豊富さ”に圧倒されて、次に色鮮やかな
表現力そして食材の知識に感心します。 簡潔で平易な文章でありながら、
ここまで食にこだわる姿勢は、「骨」から「神さまの味」まで貫かれています。
http://www.shinchosha.co.jp/book/131654/

おとなの味
平松 洋子
平凡社


【オマケ、今週の気になった言葉】

水は、じつは最高の調味料である
(by 平松洋子、「おとなの味」P205より)

さっと水で洗った炊きたてのごはんに冷たい水をかけて氷を浮かべ、さら
さらと喉(のど)に通す。それは、身もこころも洗われる清々(すがすが)しさ。
ひとつぶずつぷっくりふくれた飯のうまさに驚嘆する。水飯の味は水のおい
しさの味。」 口絵(カラー写真、P89)には、おいしそうな“冷たい水飯”写真。
ミネラル分の含有量により軟水と硬水に分けられ、その成分の違いが料理
の違いとなり、日本料理における関東と京都の水の違い、欧州の硬水から
生まれるシチューやパスタのアルデンテから、水のジュレのデザートに至る
まで、水と料理の関係は実はかなりベーシックで深いものがあるということ。
今まで生活のなかで当たり前のように飲んでいた水が実は最高の調味料
であることを気づかせる文章というのは、本当に貴重な読書の醍醐味です。

では。