ほぼ週刊イケヤ新聞ブログ版

コピーライター・ミュージシャン池谷恵司の公式ブログです。
私的メールマガジン「ほぼ週刊イケヤ新聞」のブログ版です。

apバンクフェスでミスチル桜井がうたった「スローバラード」。それは痛切な祈りのように。

2008年07月24日 09時58分42秒 | CD&コンサートレビュー
apバンクフェスでミスチル桜井は、歌った。忌野清志郎への「スローバラード」。それは痛切な祈りのように。

ap bank fes話の第二夜である。

僕がプレスでいったap bank fesは、3日め。直前まで一番楽しみにしていたのは清志郎だったんだが、直前、数日前に、発表になった。ガンの再発だ。つい最近完全復活コンサートをやって話題になっていたのに、本当に残念だったし、ガンのことはすこしばかり勉強したので(乳ガンなどに関してはこちらをhttp://blog.goo.ne.jp/hoboike_diary/c/b763aa25d6f3ae7876cbb07ee293962a)再発というものが、どのような意味を持っているのかよくわかる。骨転移というのは、特に厳しい状況だ。

bank bandはたくさんのゲストを呼んで、素晴らしい演奏を繰り広げたが、本来清志郎がでるべきスケジュールのあたりで、全くMC無しで、ピアノのイントロから始まったのが、初期RCサクセションの名作「スロー・バラード」であった。オレはイントロだけで分かった。プレスの腕章の威光で前の方で見た。桜井は泣いてはいないが、痛切な祈りを込めて歌っているように思えた、スローバラード。

♪♪♪悪い予感のカケラもないさ♪♪♪♪

凡百の言葉より、その祈りの痛切さが身を切るように僕に響いた。

終わったときのMCは
「もうみんな、知ってると思うけど。……。そういうことです。」だけだった。そして引き続いては「雨上がりの夜空に」。清志郎のかわりなんていない、だから、ゲストに歌ってもらう案も却下して、客席のみんなに歌ってもらう、こう桜井はいって、一曲の間中、ステージの隅から隅まで客を煽りながら、2万人を前に、ノーマイクで、客席のお客と同じように、こんな夜にお前に乗れないなんて、と叫びながら、ロックの武器であるエレキギターを大音量で弾きまくった。

清志郎がいなかったら、日本のロックはどうなっていたんだろうか。

その存在は、信じられないほど、重い。特に日本でロックをやっている人間にとって。アマチュア、プロ問わずにな。



忌野清志郎 完全復活祭 日本武道館 2枚組ライブアルバム
忌野清志郎,忌野清志郎,ジョン・スチュワート,G忌麗,仲井戸麗市,三宅伸治,ZERRY,みかん
UNIVERSAL MUSIC K.K(P)(M)

このアイテムの詳細を見る


入門編

UNIVERSAL MUSIC K.K(P)(M)

このアイテムの詳細を見る


GOD
忌野清志郎,三宅伸治,梅津和時
ユニバーサルJ

このアイテムの詳細を見る


ゴールデン☆ベスト RCサクセション
RCサクセション,忌野清志郎,高石友也,岩谷時子,G.1.238.471,仲井戸麗市,みかん,星勝,椎名和夫
USMジャパン

このアイテムの詳細を見る


夢助
忌野清志郎,仲井戸麗市,三宅伸治,Steve Cropper
ユニバーサルJ

このアイテムの詳細を見る


THE RC SUCCESSION BEST ALBUM WONDERFUL DAYS 1970-80

USMジャパン

このアイテムの詳細を見る


カバーズ

USMジャパン

このアイテムの詳細を見る


シングル・マン

USMジャパン

このアイテムの詳細を見る


PLEASE

USMジャパン

このアイテムの詳細を見る