ほぼ週刊イケヤ新聞ブログ版

コピーライター・ミュージシャン池谷恵司の公式ブログです。
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目黒で狂言を観みたが、とても面白かった。

2007年11月22日 09時37分23秒 | CD&コンサートレビュー
ちょっと前ですが、妻と子どもといっしょに目黒のパーシモンホールという素敵なホールで、狂言を観てきました。実は生まれて初めて狂言を観たのですが、これが、とても面白くて驚きました。

まず最初に解説があったのですが、これがすでに面白い。能楽の喜劇部分担当とおっしゃってましたが、そうだったのかーという感じ。お面はかぶらず、歌舞もないということ。そして鏡松、鏡板の説明。知らなかったが、能も狂言も、神様に向けて演じたものだそうで、そこに松があった、それにちなんでいるそうです。もう一つここで素晴らしかったのが、通訳の素晴らしさ。当日は外国人向けに英語の通訳が入っていたのですが、この英語通訳の方が声が聞き惚れるほど素晴らしい、英語の訳は的確でわかりやすいという感じで、もう通訳部分が待ち遠しいほどでしたよ。

パンフレットによると僕が観た狂言の演者、茂山千五郎家という京都の方々で、親しみやすく面白くとても良かったです。お豆腐狂言といわれているようで、お豆腐主義とも謳ってますが、呼ばれたところで気軽に狂言をするのを信条にしている方々。京都ではおかずに困ると「おとうふにでもしょか」ということになる、それを悪口としてお豆腐狂言といわれた、ということから、出てきたようです。

茂山千五郎家のホームページは以下です
http://www.soja.gr.jp/

そして狂言は二つ。「棒縛り」と「蝸牛」どちらも素晴らしかったー。初めて観た迫力。(最前列でした)。声の大きさ、所作と動きの洗練。恐れ入りました。また見に行く計画をいきなり立てています。



京都の狂言師 茂山家の人びと
小佐田 定雄,立川 志の輔,橘 蓮二
淡交社

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狂言じゃ、狂言じゃ!
茂山 千之丞
晶文社

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世にもおもしろい狂言
茂山 千三郎
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狂言じゃ、狂言じゃ! (文春文庫)
茂山 千之丞
文芸春秋

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狂言役者―ひねくれ半代記 (岩波新書)
茂山 千之丞
岩波書店

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狂言日和―茂山狂言の世界
橘 蓮二
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人間国宝狂言師茂山千作―千五郎時代の舞台と素顔
北口 真理子
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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
千作狂言 (ヒロセマリコ)
2007-12-11 17:33:53
20年余り、千五郎時代から撮影した写真集
『千作狂言』初叛限定本\3800が残りわずか
となりました。
お問い合わせ:hirose0306@zeus.eonet.ne.jp
まで
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