ほぼ週刊イケヤ新聞ブログ版

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山下洋輔+不破大輔デュオライブ 2015年11月18日 早稲田奉仕園 スコットホール

2015年12月16日 14時55分06秒 | CD&コンサートレビュー

山下洋輔+不破大輔デュオ

日本のフリージャズのパイオニアである山下洋輔さんと
渋さ知らズを率いる不破大輔さんのデュオ
しかも学生時代に最初に住んだ下宿のすぐそばということで
久々に西早稲田に出かけてきたのだった。

演奏会場は西早稲田にある教会。
PAはなく、生音での勝負。
よく響く教会での演奏は、
非常に美しい響きであったのだった。

各自の短いソロの後でデュオが演奏されたが、
なるほど、フリージャズはフリーとはいえ
流派があり世代があるな、というのがよくわかった。


山下洋輔さんの曲はフリーとはいえ、
テーマがあり、展開があり、ソロの交換があり、テーマに戻る。
いわばキーやフレーズ、リズムはフリーとはいえ
大きく見ればモダンジャズのフォーマットで演奏される。

不破さん、そして今現在多く演奏されているフリー、
いやインプロビゼーションは、フォーマットすらない。
ひょっとしたら、ジャズですらないのかもしれない。
それは純粋な音と音の交歓であり、
その反応から生まれる偶発的な音楽性を楽しむもの、
という気がする。

両者はそれぞれのフリーのスタイルを持ちながら、
互いにそれぞれの演奏をリスペクトし合って、
美しい音楽を作った。
その違いは、決して反発しあうものではなく、
互いを含有しながら、新しい何かが生まれる胎動のようなものを感じた。


日本ジャズ界の巨匠といえる二人だが、
相互に安易に和してしまうことなく、
決して守りに入らないスピリットは
感動的だった。

 


12月15日(火)のつぶやき

2015年12月16日 02時10分56秒 | Audio_Talk

堺市職員を懲戒免職・刑事告訴へ 市内全有権者の個人情報流出 fb.me/2y6dRQajw


東京で高校時代の
先輩がたにお会いできて
幸せでした。


「ある日突然可愛い子が自分に恋をしてくれたら……」と言ったのは、先日50歳の誕生日を迎えたフリーランスの男性だ。

ねーだろ、それは。 fb.me/NVvIs5xK