高校時代の吹奏楽の友人である金子鉄心が
大学時代から参加していたバンドが
「かねてつおかげさまブラザース」であり、
のちのメジャーデビューを果たした
「おかげさまブラザース」。
80年代に東京で見たが、
なんとそれ以来なので、30年ぶりぐらいに見たのだった。
とにかくバンドの上手さは圧倒的で、
30年やってるバンドのアンサンブルは、あうんの呼吸を超えた名人芸。
こんなにバランスのいいロック・ポップスバンドは
めったに聴かないなぁ、というぐらい。
そして懐かしいのが、サウンドの80'sマナーだ。
パーカッションがいて、シンセサイザーがパッドやブラス、
そしてポイントでサックスがリフ。
抑制の効いたディストーションギター。
そのデジタルな豪華さと、
対比としての「特に意味のない歌詞」。
この80'sマナーは懐かしくもあり、
当時の日本全体の「24時間戦えますか」的な
ハイパーな元気さを、思い出させてくれた。
このサウンドは、その時青春を送った
我々のレクイエムかもしれない。