小瀬小屋に到着してすぐのことだった。
別の女性グループの方達が到着し、これから「三条ノ滝」へと向かいたいらし。
しかし、グループの一人の登山靴が完全にダメになってしまい、何とかならないかと小屋の人(洋兄さん)に相談をもちかけていた。
ちょっと気になり登山靴を見せてもらったが、ソールがすべて剥がれてしまっていた。
ここまで剥がれてしまってはどうすることもできないようで、滝まではとりあえず長靴を借りて行くことになったようだ。
自分の持ってきてあるエマージェンシーギアで何とかなるかも・・・。
「応急処置であれば何とかなるかも知れませんね。ただ、一端履いてしまえば脱ぐことはできなくなりますので、明日の出発前にやりましょうか。」
今日も暑くなりそうだ。
長距離を歩くことがわかっているだけに、たくさん食べてカロリーを摂っておこう!
朝からおかわり三杯。
これでバッチリ大丈夫!
ごちそうさまでした。m(_ _)m
みごとにソールが剥がれてしまっている。
これは「経年劣化」の一つであり、どうすることもできない。
つまりは買い換えしかないのだが、自分の知らない登山靴メーカーであり、果たして貼り替えが可能かどうか・・・。
「vibram(ビブラム)」社のソールであれば問題はないのだが、ソール自体も知らないメーカーだった。
だが、今はこの場をどうするかだ。
昨夜、自分の持ってきているエマージェンシーギアをすべて出してみて考えた。
「これであーして、こっちでこーして・・・」
全くの偶然ではあったが、今回は「ダクトテープ」を持ってきていた。
今までは雪山のみに持って行ったギアなのだが、何故か「まぁ邪魔にはならないだろう」と、持ってきた。
このダクトテープが大いに役立ってくれた。
事前に靴をよく洗ってもらっていたため、粘着力を生かすことができ、まずこれでソールの前後を貼り付けた。
次に「スズランテープ」を三本用いて靴本体に巻き付けた。
この時、ソールの溝にテープを挟み込むようにしたことで、テープが地面に直接接触することを避けることができた。(我ながらいいアイデア♪)
最後にいつものテーピングテープで完全固定。
自宅に戻るまでは脱ぐことはできないが、今日は「鳩待峠」までの歩きだそうだからルートの9割は木道で済む。
後は交通機関を利用するそうなので、なんとか持ちこたえてくれると思う。
余ったスズランテープとテーピングテープは、もしも・・・の時のために渡しておいた。
登山靴の応急処置はこれで二度目だが、今まで毎回持ってきていても自分のことで使用したことは殆ど無かった。
人のことで役立てられることはいいことなのだが、今回の件は事前の登山靴チェックが甘かったことも原因の一つと言える。
「靴は使用回数の関係なしに、4~5年が寿命なんです。とくにソールは経年劣化の影響が出やすくて、加水分解などを起こしやすいんですよ。」
なぁんて偉そうなうんちくをたれてしまった(笑)。
これで自分たちも安心して出発できる。
「備えあれば憂いなし」だが、山では限られた僅かなギアで限られた処置しかできない。
何をどれだけ持って行くべきか・・・毎回悩むのが本当のところだ。
7時30分。
自分たちも尾瀬小屋をスタート。
お世話になったスタッフの皆さん、ありがとうございました。
美味い食事を腹一杯食べ、ぐっすり眠れて疲れも吹き飛んだ!
洋兄さんたちにまた会いに来るからね♪
(そしてつい先日再び会えたのだ)
今日は尾瀬沼まで行き、そこから沼山峠を経て御池まで戻るコースだ。
緩やかな木道の坂を登る。
この濃い緑といい、木々の間からの木漏れ日といい、やっぱり夏なんだなぁと感じる。
「夏かぁ・・・。やっぱり山だよな、夏は。」
前を歩く女房に聞こえたかどうかはわからないが、思わず出た独り言だった。
別の女性グループの方達が到着し、これから「三条ノ滝」へと向かいたいらし。
しかし、グループの一人の登山靴が完全にダメになってしまい、何とかならないかと小屋の人(洋兄さん)に相談をもちかけていた。
ちょっと気になり登山靴を見せてもらったが、ソールがすべて剥がれてしまっていた。
ここまで剥がれてしまってはどうすることもできないようで、滝まではとりあえず長靴を借りて行くことになったようだ。
自分の持ってきてあるエマージェンシーギアで何とかなるかも・・・。
「応急処置であれば何とかなるかも知れませんね。ただ、一端履いてしまえば脱ぐことはできなくなりますので、明日の出発前にやりましょうか。」
今日も暑くなりそうだ。
長距離を歩くことがわかっているだけに、たくさん食べてカロリーを摂っておこう!
朝からおかわり三杯。
これでバッチリ大丈夫!
ごちそうさまでした。m(_ _)m
みごとにソールが剥がれてしまっている。
これは「経年劣化」の一つであり、どうすることもできない。
つまりは買い換えしかないのだが、自分の知らない登山靴メーカーであり、果たして貼り替えが可能かどうか・・・。
「vibram(ビブラム)」社のソールであれば問題はないのだが、ソール自体も知らないメーカーだった。
だが、今はこの場をどうするかだ。
昨夜、自分の持ってきているエマージェンシーギアをすべて出してみて考えた。
「これであーして、こっちでこーして・・・」
全くの偶然ではあったが、今回は「ダクトテープ」を持ってきていた。
今までは雪山のみに持って行ったギアなのだが、何故か「まぁ邪魔にはならないだろう」と、持ってきた。
このダクトテープが大いに役立ってくれた。
事前に靴をよく洗ってもらっていたため、粘着力を生かすことができ、まずこれでソールの前後を貼り付けた。
次に「スズランテープ」を三本用いて靴本体に巻き付けた。
この時、ソールの溝にテープを挟み込むようにしたことで、テープが地面に直接接触することを避けることができた。(我ながらいいアイデア♪)
最後にいつものテーピングテープで完全固定。
自宅に戻るまでは脱ぐことはできないが、今日は「鳩待峠」までの歩きだそうだからルートの9割は木道で済む。
後は交通機関を利用するそうなので、なんとか持ちこたえてくれると思う。
余ったスズランテープとテーピングテープは、もしも・・・の時のために渡しておいた。
登山靴の応急処置はこれで二度目だが、今まで毎回持ってきていても自分のことで使用したことは殆ど無かった。
人のことで役立てられることはいいことなのだが、今回の件は事前の登山靴チェックが甘かったことも原因の一つと言える。
「靴は使用回数の関係なしに、4~5年が寿命なんです。とくにソールは経年劣化の影響が出やすくて、加水分解などを起こしやすいんですよ。」
なぁんて偉そうなうんちくをたれてしまった(笑)。
これで自分たちも安心して出発できる。
「備えあれば憂いなし」だが、山では限られた僅かなギアで限られた処置しかできない。
何をどれだけ持って行くべきか・・・毎回悩むのが本当のところだ。
7時30分。
自分たちも尾瀬小屋をスタート。
お世話になったスタッフの皆さん、ありがとうございました。
美味い食事を腹一杯食べ、ぐっすり眠れて疲れも吹き飛んだ!
洋兄さんたちにまた会いに来るからね♪
(そしてつい先日再び会えたのだ)
今日は尾瀬沼まで行き、そこから沼山峠を経て御池まで戻るコースだ。
緩やかな木道の坂を登る。
この濃い緑といい、木々の間からの木漏れ日といい、やっぱり夏なんだなぁと感じる。
「夏かぁ・・・。やっぱり山だよな、夏は。」
前を歩く女房に聞こえたかどうかはわからないが、思わず出た独り言だった。
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