ひとり旅への憧憬

気ままに、憧れを自由に。
そしてあるがままに旅の思い出を書いてみたい。
愛する山、そしてちょっとだけサッカーも♪

あっという間の雪山登山:雪山の定番

2013年02月08日 21時31分45秒 | Weblog
PEAKで思い切り遊んだ後は昼飯が待っている。

「そっか、もう下山かぁ・・・」
いくら体力に自信のない自分とはいえ・・・、北横岳がこのようにお手軽雪山であることが事前に分かっていたこととはいえ、やはり物足りなさを感じた。
ここは割り切って山を下りよう。
さて、メシじゃぁ!

小屋まで下山し、さっそくテーブルの上で食事の準備に取りかかった。
(下山と言うほど歩いてはいないのだが・・・)
今日の昼食は各自で作る。
他のメンバーはカップ麺が多かったのだが、自分にとっての雪山の定番メニューは「味噌煮込みうどん」だ。
まぁFDの麺なのだが、味は保証付き。
これがまた美味いんだな♪
そして何と言っても体が暖まる!



具材を入れればこれまたボリュームアップの味噌煮込みうどんへと変身する。
事前に準備しておいたのが「あらびきソーセージ&アスパラガス」だ。
自宅で軽く5分ほど茹でておいたことで、本番では調理時間の短縮となった。


実に美味そう~♪

いい匂いがしてきた。
腹が減っていたので、作りながら何か行動食を食べようとも思っていたのだが、ここは我慢した。
メインディッシュの味を十分に味わうには、水以外には口にしない方がいいだろうと考えたからだ。



いやぁ~美味い!
カップ麺もいいが、一手間を加えた味はちょっと違うかな(笑)。

食べ終える頃には雪が降り始めた。
食後の一服もそこそこに急ぎ後片付けを始める。
しかし、せっかく持ってきたデザートをこのまま食べないで帰るのはもったいない。
やっぱり食べよう。
何故ならば、デザートの材料の一つはほぼ無尽蔵だから。



以前、「イェローフォール」に行った時にやったことと同じ。
カップに雪を盛りつけ、そこにチョコレートシロップをかけただけの簡単デザートのできあがりだ。
味噌煮込みうどんのしょっぱさが口の中に残っており、それをかき消すかのように広がる甘く冷たい雪の味。
せっかく暖まった体内を、わざわざ「かき氷」の様なもので冷やしてしまうことにはなるのだが、美味いものは美味いね!

急ぎ荷物をザックに詰め込み下山開始。
1時間もしないでゴンドラリフト駅に着いてしまった。


今回の北横岳は、初めてのコースであることから興味はあった。
あったのだが、車で高速を走り、ガソリン代と高速代と時間とを遣ってわざわざ登りに来るほどの山ではないなぁとも感じた。
それでも多少の経験値を高めることにはつながったと思える。
また、面白き人との出会いもあった。

いつもいつも思うこと。
山での出会いは、楽しくて貴重だ。

あっという間の雪山登山:やっぱりここは203高地

2013年02月08日 00時16分45秒 | Weblog
興奮冷めやらぬまま再びPEAKを目指し登り始めた。


小屋からの樹林帯はかなりの積雪であり、膝程まで雪に埋もれながらの登攀となった。
しかし距離はほんのわずか。
すぐに樹林帯を抜け稜線へと出た。
雪山(アイゼン)登山が初めての女性はちょっと苦労をしていたようだが、今のところアイゼンによる怪我もなく何とか順調に来ている。

稜線へ出た途端に強風に襲われたが、今さらどうってこともあるまい。
何度も経験済みの強風だ。
ここから北横岳へはほんの5分も歩けば着けるし、北横岳の頂もよく見える。
「んっ?! 山頂に誰かいる。」
「おっ、あれは・・・いや、あのお方は乃木希典大将ではないだろうか・・・。」

急ぎ北横岳へと向かった。
頂に立ち双眼鏡で周囲の山々・・・ではない、戦況をじっと見ているお方。
こでれ白髭でも生えていればまぎれもなく「乃木希典大将」そのものだ。


やはりここは203高地だ。
いや、そう思いたいだけであってもいい。
夏目さんは何処へ・・・。そっかあの人は日本の地で小隊長殿を待っているんだっけ。ここにいるはずはなかった。

将にあっという間の登頂だった。
あまりのあっけなさと言うか、物足りなさというか。
もうこれで下山かと思うとやはり淋しいなぁ・・・。
やっぱりあれをやらなきゃね!


今日は6人だし、三段ピラミッドで行こうか!

二段目までの人はまだいい。
だって三段目に登るIさんは、登山靴はもちろんだが、アイゼンまで外さなければならない。
申し訳なかったがお願いして上まで登ってもらった。
でもおかげで楽しい思い出ができた。

再びの軍曹殿とのご対面、そして三段ピラミッド。
モティべーションは上がりっぱなし。
こうなったらもう一つやっちゃおう!!!


じゃ~~~んぷ!!!!!

本当のことを言えば、アイゼンを装着した状態での着地が怖かった。
登山靴だけの時よりも「捻挫」をする確立がぐっと上がるからだ。

できるだけ雪の積もっている地面を目標に跳んだ。
写真で見たら、自分が考えていた以上に跳んでいることが嬉しかった。
だってもう歳だしね。
と言うか、いい歳してこんなことするなんて・・・ねぇ(笑)。