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浄禅寺 鳥羽地蔵


写真は、地蔵堂と本堂

六地蔵めぐりの2番札所として有名です。

場所は旧千本通りの久世橋通りを約750m南下した左手にあります。
最寄りの駅は地下鉄・近鉄の竹田駅ですが、駅からは1km以上あり、しかも道が煩雑です。

公共の交通機関なら、市バス18系統の地蔵前で降りると門前です。
二条駅、四条大宮、九条大宮(近鉄東寺駅から徒歩)あたりから乗車すると便利です。
しかし1時間に2本程度しか運行していないので、事前に時間を調べておいた方がいいでしょう。

正面に門が2つあります。
右手は朱塗りですが閉まっているので、左手の門から入ります。
左手にきれいな観音堂、正面に地蔵堂、左手奥に本堂と庫裡、右手の茂みに“恋塚”と“恋塚碑”があります。
恋塚とは
北面の武士だった遠藤盛遠が、人妻である袈裟に横恋慕します。
盛遠は夫の身代わりになった袈裟を殺してしまいます。
その罪を悔いた盛遠は修業を積み、文覚上人となり神護寺などを復興させるのです。
その袈裟を弔った墓が“恋塚”です。

境内の左から納経所、観音堂、地蔵堂そして本堂が並んでいます。
通常はいずれのお堂も閉まっており、地蔵堂は小窓から地蔵菩薩像にお参り出来ます。


地蔵菩薩像は小野篁が1木から6体掘り出したうちの1つと云われています。

8/22、8/23の六地蔵めぐりの際は地蔵堂が全開になっており、お参り出来ます。
納経所と観音堂も開扉され、小旗を頂けます。
観音堂には平安時代の十一面観音立像が中央にお祀りされており、お願いすると写真撮影も可能です。

本堂は賽銭箱分だけ開扉されており、外からお参り出来ます。
内陣中央には本尊の阿弥陀如来立像と勢至、観音菩薩像の脇侍が、
左の脇壇には善導大師像が、右の脇壇には法然上人像がお祀りされています。



コメント ( 1 ) | Trackback ( )
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コメント
 
 
 
恋塚寺 (hyt)
2014-03-05 13:17:18
浄禅寺の紹介を見て、文覚と袈裟御前の話を伝える寺が他にあったと思って調べたら、
恋塚寺でした。
浄禅寺から1.5㎞ほど南にあります。すぐ近くですね。
浄禅寺と同じ文覚と袈裟の話を伝え、寺の名前の恋塚もあります。
恋塚寺は訪ねたことがありますが、浄禅寺は未訪。拝観が楽しみです。
 
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