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平安女学院1 明治館 昭和館 

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写真は、外観。

明治館は平安女学院の中にある明治28年にA・N・ハンセルによって建てられたクイーン・アン様式の建物で、国の登録有形文化財に指定されています。

アクセス
地下鉄烏丸線の丸太町駅で下車し、2番出口から地上に出て左折します。
約280m先の下立売通に左折します。
角に聖アグネス教会があり、それを過ぎた隣の平安女学院の門の中に明治館があります。

通常は非公開ですが、2022/11/11~11/13の京都モダン建築祭で内部が公開されました。

まずは外観。
赤いレンガ造りで、左右にバンド・コースという砂岩で白い帯を入れていたり、屋根にはダッチゲーブルという反転曲線(オランダ風の曲線)を持つ破風で飾られており、クイーン・アン様式が伺えます。
中に入ります。
正面に玄関ホールがあり、左に1室、正面奥にも1室、右手奥に進むと2階への階段、さらにその奥にもう1室あります。
いずれも扉や窓枠はミントグリーン、床は木材、壁と天井は白色でさわやかな印象です。
階段で2階へ。
途中の踊り場の奥に講堂があります。
講堂は船底天井で、左右から美しいアーチのハンマービームがトラス梁で支持しています。
さらに階段を登ると左右に1室ずつあり、特に左側の部屋だけは側面の壁がむきだしのレンガになっていました。

平安女学院の校舎建築の歴史
明治28年 明治館
明治31年 聖アグネス教会
大正8年 大正館(下立売通沿いで、のち2号館に建て替え)
昭和4年 昭和館(下立売室町角)
昭和32年 6号館(北東角)
昭和34年 1号館(聖アグネス教会と大正館の間)
昭和37年 室町館(室町通沿い西側)
昭和45年 2号館(大正館を建て替え)。

2024/2/4、まいまい京都の「毛利先生と平安女学院キャンパスへ!非公開校舎群を特別に拝見」で昭和館と6号館に入りました。
昭和館
下立売通沿いの正面には意匠設計はバーガミニー。
外観は1階はモルタル塗、2階より上は煉瓦タイル貼、中央3階に入母屋屋根の三角屋根が載り、ハーフティンバー風である。
1階上部にはメダリオンが各所に施されている。
室町通側が登校時は開放され、生徒はここから入るそう。
中に入ると正面に中央部に階段があり、中2階で左右に2階へ折り返します。
左手の廊下には左右に教室があり、右手が講堂のアグネスホールです。
床は木組みで木の格天井。
2階に広めの外周スペースがあり、三角形の柱でした。

6号館
ヴォーリス建築事務所の設計で、地上3階地下1階。
今は部室として使われています。
正面入ってすぐが階段ホール。
その奥にの廊下に教室が並びます。
階段ホールが特徴的で、ガラスブロックの壁で仕切られており、
最下段はR構造になっています。


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