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東本願寺3 諸殿特別拝観1(宮御殿 白書院 能舞台)

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写真は、宮御殿の庭園

ここからは「下京門前町ルネッサンス」での諸殿特別拝観です(下京門前町ルネッサンスは2010年で終了しました)。
当時の特別拝観の予約については 「諸殿特別拝観等の予約」にあります。
現状では不定期に開催されるイベントの際に申し込むしか拝観方法はありません。

誘導の方2人に付いていきます。
御影堂から参拝接待所への廊下の途中に、関係者以外立ち入り禁止の木戸があり、ここに通されます。

廊下を少し歩くと、宮御殿があります。
ここは明治天皇から下賜された大宮御所を移築したもので、至る所に菊の御紋が使われています。
襖絵は宮廷行事を描いた四季行事絵図ですが、夏だけありません。
大広間には床の間、床脇と付書院があり、手前の間の襖絵は春の子日遊図(ねのひあそびず)。
奧に2間あり、手前の10畳間の襖絵が冬の大鷹狩図。
奥の12畳は襖絵が秋の撰虫図(むしえらびず)で、1畳分の床の間があります。
さらにここのお庭は御影堂に向い傾斜状に盛土され、堤防のようになっています。
理由は、過去に御影堂は4回の火災で焼失しています。
いずれも御影堂からの出火ではなく、宮御殿側から延焼であり、それを今後は防ぐためだそうです。

次にひたすら長い廊下を歩き、白書院能舞台です。
白書院の前には能舞台があり、節目の法要の際には能を奉納することもあるそうです。
白書院は、3つの間が下座から上座へ東西に連なり、4つ目の貴人の間だけが上座の間の北側に付いたL字型の間取りになっています。
下座から直接貴人が見えないようになっている訳です。
しかもこの4つの間の天井が、徐々に豪華な造りになっていき、最後の貴人の間では折り上げ小組み格天井になっています。



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