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2016 2/9の拝観報告5 最終(国立京都博物館 刀剣を楽しむ、皇室ゆかりの名宝)


写真は、正門

細見美術館を出て、東大路通を南下。
七条通あたりのコインパーキングに駐車して、13:50頃にやって来たのが国立京都博物館です。

京博では、
2/21まで「刀剣を楽しむ」と、「皇室ゆかりの名宝」が開催されています。

まずは1階奥の「刀剣を楽しむ」へ。
こちらは北野天満宮でも述べたように、昨今の刀剣ブームに乗っかったこともあり、昨年12/15~の開催直後は1時間待ちにもなったようです。
しかし今回は部屋の中で観るのに少し並ぶ程度。
もうスムーズでした。
平日でしたしね。
今回は坂本龍馬所用の刀などもありましたが、個人的には「義元左文字」が観たかった!
これだけです(笑)。
戦国時代好きなら、絶対に知っているのではないでしょうか。
三好政長→武田信虎(信玄の父)→今川義元→織田信長→豊臣秀吉→豊臣秀頼→徳川家康→徳川将軍家に伝わってきた名刀です。
建勲神社の所有ですが京博に寄託されており、かねがね信長公記とともに拝見したかったのが、ようやく叶いました(笑)。

そしてその他のお部屋へ。
他の展示室では、「皇室ゆかりの名宝」が開催中。
こちらはいろいろな分野別に展示されています。

今回1番の注目は、中世絵画。
現在公開中の妙心寺 霊雲院に元々あった方丈の襖絵の軸装です。
狩野元信の四季花鳥図、琴棋書画図、月夜山水図。
琴棋書画図は特に精緻できれいでした。
現地のイメージと併せて観ると、一層楽しめます。

絵巻では、白峯神宮の崇徳天皇像。
大覚寺の後宇多天皇像は、現地宝物館でも観ています

漆工では、国宝 仁和寺の宝相華迦陵頻伽蒔絵そく冊子箱がまた出ましたね。
これを漢字で書かせようとした京都検定1級の過去問は、クレイジーです(笑)。

書籍では、後水尾天皇→明正天王→後西天皇→霊元天皇→東山天皇→桜町天皇→後桜町天皇→光格天王→仁孝天皇と、順に宸翰をみることが出来ました。
それぞれの天皇の筆跡の違いも面白いですね。

陶磁では、天寧寺の仁清作 重文の銹絵水仙文茶碗がまた出ていました。
額縁門のあのお寺がこれを持っているのか、と思いを馳せながらみるのが乙です(笑)。

最後は彫刻。
ここも同様の楽しみ方で、加茂町 常念寺の十王坐像・司命・司録坐像と奪衣婆坐像です。
こちらも現地に思いを馳せました(笑)。

ゆっくり一通り観た後、気になったものだけもう1度観て、15:10頃に京博を出て帰宅しました。

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