宜野湾市「軽便鉄道真志喜駅」周辺散策記①

2008年11月25日 00時05分07秒 | 沖縄現地情報
11月23日に、沖縄コンベンションセンターで行われていた「離島フェア」を見に行ったついでに、「軽便鉄道」跡地周辺に残る歴史文化遺産を見学してきた。
コンベンションセンターから、宜野湾警察の隣にある「シチャヌカー」(下ヌカー)を目指して歩く。
「いすのき児童公園」と「国道58号線」の間にあり、今でも美しい水が湧き出ていた。



▲<1946年(昭和21年)作成のコンクリート製の標識>
そこから少し大山側に入って、昔「真志喜駅」のあった所にある「カーグワー」と「メンダカヒーガー」を観に行く。
残念ながら、「カーグワー」は草の中にあり柵があって入って観る事が出来なかった。
<草の下にあるのだが見えなかった>

その代り西側にあった「メンダカヒーガー」は、ワンダフルなものだった!
住宅横のコンクリート坂を下りると、道路側の小山下西斜面にあった。

3つの樋口から出る水量がすごく豊富で姿も美しかった。



西斜面にあるので付近は陽があたり明るく、上の木立に小鳥がたくさん集まっていて鳴き声がすごく、周囲一帯に活気が満ちあふれていた。
すごい量の湧き水は、下の畑の流れ、田芋などに役立っているとの事でした。
手入れがされ保存状態も抜群で、今日でもこれだけの水量があり、生活に溶け込んでいる樋川は、一見の価値ある歴史的遺産です。
※「軽便鉄道」とは、沖縄本島に大正3年~昭和20年まであった県民の足でした。戦後から今まで復活の計画もなく今日に至っている。