「ツリー・オブ・ライフ」を観て。

2011年08月18日 00時05分00秒 | 沖縄の生活

▲<カンヌ国際映画祭パルムドール受賞作品の「ツリー・オブ・ライフ」>

8月15日に、「ツリー・オブ・ライフ」を観た。
ブラッド・ピットとショーン・ペンが共演する話題作。
題名から想像していたのは、人生は木の枝のように連続している。
東洋思想で言うところの、『因果の連鎖』と勝手に理解していた。

父親(ブラッド・ピット)は、「人生は勝たなければ駄目だ!」が信条。母親は、熱心な「キリスト教信者」で、マリアのようう生き方。



父の人生は、実際には成功せず失敗をして、家庭で家族を支配する独裁者。
11歳の長男ジャックは、そんな父親に反発し、母親にも父親に反発出来ない事をなじる。
だんだん、ジャックの素行悪くなって行く思春期が描かれる・・・。



ストーリーとは別に、人間の生命の神秘や宇宙の大きなパワーの感じさせる映像が流れる。
解説もなく、心情的な映像が異常に長く続く・・・。

母に、反発しつつも弟二人達を可愛がる母に、自分も甘えたいジャック。



大人になったジャック(ショーン・ペン)は、事業家としては成功し父を超えたといえる人生を送っているが、しかし、私生活は破綻している。


どの映画は、カンヌ国際映画祭で「パルムドール<最高賞>受賞」作品らしいが、テーマは、「家族愛?」「人生の岐路?」「人の遺伝?」「神の導き?」・・・。

人生や人間の存在に、目に見えない大きな存在を感じるそれを『サムシング・グレート』と呼ぶが、この映画は「キリスト教」に持って行ったところが浅かったと思う。

※監督の「テレンス・マリック」は、“伝説の映像作家”と呼ばれ、この作品が4作目らしい。「地獄の逃避行 」(1973年)、「天国の日々」(1978年)カンヌ国際映画祭監督賞受賞・全米映画批評家協会賞監督賞受賞・ニューヨーク映画批評家協会賞監督賞受賞 、 シン・レッド・ライン (1998年) ベルリン国際映画祭金熊賞受賞・ニューヨーク映画批評家協会賞監督賞受賞 、「ニュー・ワールド」 (2005年)、「ツリー・オブ・ライフ」(2011年)カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞。









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