この作品、以前からある事は知っていたが、借りる気がなかった。どうせ、ラブストーリーだろうと思っていた。
常盤貴子演じる東京で、日曜夜ラジオDJをしている主人公が、自分の生き方に反対していた頑固な田舎の父(故人)から送られてきた荷物の中に入っていた手紙を読む気が無く机の中に閉まっていた。ある時、偶然に読み読んで、父の本当の気持ちを知った。
じいちゃんを笑わせたいという高校生リスナーからのハガキに対して、函館の漁村へ会いに行く(無理がある)。
そこから、この映画のテーマになっている、人には言えない過去がある事や、人の連鎖やが始まり、人間ドラマが織り重なって展開して行く。
後から出て来たラブレターの物語では、以前観た、中国映画の小説家に恋をした一人の女性の話や、三浦友和と原田美枝子が出ていた「60歳のラブレター」などが思い浮かぶ。
所どころ、矛盾した展開があるが、仲代達矢や八千草薫が脇を固めた事によって、味わい深い作品に仕上がった。
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