沖縄では、軒下や石垣に必ず生えているシダです。それがあるだけで、沖縄の熱帯気候がみずみずしくなり涼しく感じます。
東南アジアでは薬草として利用される、沖縄でも葉を泡盛に付け込んで切り傷の手当てに使いました。
八重山では、新芽を煮物のあしらい等に使うが、最近では収穫量が減り高級食材になっています。
繁殖は、株分けが主流だが、胞子で繁殖するのでいつの間にか根付いている事も多い(腐食質の多い石垣の窪みに溜まった所に自生する)。
庭木の枝や窪みに、オオタニワタリを植えているのもよく見かけます。下の写真は、私の好きな首里にある琉球料理「あしびうなぁ」の庭です。