映画「ひまわり」観賞

2013年08月20日 00時05分00秒 | 沖縄の生活

▲<沖縄復帰40周年記念作品「ひまわり」>

8月11日、小禄南公民館で映画「ひまわり」の巡回上映会があったので観に行った。

この作品は、1959年6月30日、石川市(現うるま市)の宮森小学校に米軍の戦闘機が突っ込み炎上し、学童11名(のちに後遺症で1名死亡)住民6名が死亡。重軽症学童154名、住民56名を出した大惨事をテーマにして、「沖縄復帰40周年記念作品」として2012年6~8月に沖縄ロケを行い製作された。

現在の沖縄国際大(この大学も2004年8月13日に米軍ヘリが墜落)の大学生の一人のおじいさんが小学6年生の時に、宮森小学校に墜落に遭遇し、生き残った一人だった。


▲<生き残った者として、45年間忘れらずに苦しむ・・・>

復帰前、戦争の爪痕が薄れて行く牧歌的な中で、沖縄の子供達の日常生活が、活き活きと描かれている・・・。

そんな中、「ミルク給食」の最中に、突然、戦闘機が小学校に墜落した。死んだ子供の親、死なせたと責任を感じている教師、運命のいたずらで生き残った人が、立場が違えどもみんな今も苦しんでいた・・・。


▲<沖縄の子役達の生き生きした表情が良い>

沖縄の「基地のある実態」、「基地に勤める父を持つ子供」など、現在の沖縄の矛盾も描き出している。本土にはほとんど知られていない沖縄の基地問題を知るには、ベストな映画に仕上がっている。


▲<米軍の戦闘機が突然、教室に落ちる!楽しい教室が一瞬にして地獄になる。壁の「希望」の文字が悲しい>


▲<全焼した2年生の3教室。ここで、2年3組の6名が焼死した>

主役の長塚京三さんを始め、須賀健太(3丁目の夕日)、能年玲奈(あまちゃん)、吉田妙子などがいい演技をしている。子役達の屈託のない演技が墜落事故のシーンを経て涙を誘う。是非、近くで上映されていたら観て欲しい。

※2007年4月に購入したパソコンがついに壊れた。メール受信のため急遽8月13日に、パソコンを購入した。あえてWindows7にした。ワード、エクセル、パワーポイントが既にインストールされているのは嬉しいが、ビスタからまたソフトが変わった。このブログの写真を縮小するものがなくなった(泣)。以前作成して保存していた、これを出したら、新しいパソコンに慣れるまでブログが書けない事をご了解下さい。