沖縄県新規学卒者パワフルサポートプログラム「西原高校」その(2)その(3)

2013年06月21日 16時00分00秒 | 沖縄の生活

▲<台風4号の風が吹く中、「西原高校」(服飾実習室)で、就職指導授業を行った>

6月14日と6月20日、西原高校で就職指導授業を行った。

6月14日は、【自己理解と目標】。日程の徹底が出来ていなかったのか?参加者は、5名(第1回目よりも9名少ない)。

高校生の就職活動は、大学生とは異なり、高校生用のルールが存在する。

6月末までの高校の進路指導室に届いた「企業の求人票」は、7月1日から全国で一斉に「公開」され、9月5日から「学校推薦が始まる」。高校生は、学校推薦からしか【企業に出願出来ない】。それも、一度に3社しか推薦されない。


▲<高校生の就職活動スケジュールをホワイトボードに書きながら解説する>

高校生が、「企業見学」や「合同会社説明会」など、企業と接触したり検討する就職活動期間は、7・8月のわずか2カ月間しかない(内定が貰えななかった生徒は当然、3月末まで就職活動は続く)。

9月は、「就職試験」や「面接」など試験が始まる。10月1日には、一斉に「内定」が出て、ほとんどの大手企業の就職試験は終了する。早く決まった高校生は、4月1日の入社式までは、学業に専念出来るのだ。

それゆえに、6月中旬から8月末までの約2カ月少し、この期間の活動が重要! 特に、6月~夏休みに入るまでの2カ月間で、就職希望の高校生には、【就職指導授業】を受け、就職に対する考え方・ノウハウや態度を磨く事が就活の成功に繋がる。

当然、「アルバイト」や「クラブ活動」よりも、優先しなければならないのだが、「就職活動」が、高校生自身初体験でもあり、大学生のような緊張感がまるで無いのが就職希望高校生の6月頃の実態である。

何とかして「就職指導授業」の参加率を上げたいのだが、6月中旬では、「進学vs就職」「アルバイト」「クラブ活動」のハザマで揺れていて、放課後に行われる「就職指導授業」に出て来くる気持ちがまだ醸成されていない・・・。

6月14日の「就職指導授業」の参加者が極端に少なかったので、差し出がましいと思ったが高校に参加者対象者の欠席理由の確認を依頼した。

そうしたら、20日は、今までで一番多い16名になった(良かった!)。

3回目の授業6月20日は、【就職活動のスキル】。120分のところ、60分になり、内容を変更して授業を行った。「高校生の就職活動スケジュール」を理解させ、「社長の見る目」「求人票の見方」を教えた。


▲<自分がホテル会社の社長だったら、「フロント担当に、どんな人を採用したいか?」を4グループに分けて多さを競わせた>




▲<高校生は、書くのが遅くて結構時間が取られる>


▲<手前から9点、19点、11点、9点となって、(2)グループが優勝!>

「明るくて元気」「お客対応が好き」「気配りが出来る」「人のために頑張れる」などの、キワードが入っていてどのグループの「優秀」でした。