映画三昧の日

2013年06月11日 01時00分00秒 | 沖縄の生活

▲<主人公の演技が光っていた「ハッシュパピー/バスタブ島の少女」>

6月8日、昼前に家を出て、牧志の「桜坂劇場」に向かう。お目当ては、アカデミー賞4部門(作品賞・監督賞・主演女優賞<史上最年少>・脚色賞)でノミネートされた「ハッシュパピー/バスタブ島の少女」。



無名の新人監督が、6歳の少女を主役に抜擢して、環境問題、家族愛、地域の絆、をテーマに、ファンタジーを加えた少し変わった映画です。



「アカデミー主演女優賞」に、ノミネートされた事が納得出来る演技力(4000人から選ばれたらしい)に、圧倒された。




その後、おもろまちの「シネマQ」へ行き、「奇跡のリンゴ」を観る。これは、青森県の無農薬でリンゴを作った木村秋則さんをモデルにした実話です。

リンゴは、農薬で出来ているといっても過言でないくらいに、たくさんの農薬を散布する。当然、農家の人間にも害は出る。



木村さんの妻が、農薬散布で皮膚がかぶれ、数日寝込むのを見て、農薬を使わないでリンゴを作る事を決心する。

しかし、そうは簡単に無農薬でリンゴは栽培出来ない。収獲が無い年が何年も続き、家は凄い貧乏になり、木村さんは死ぬ寸前まで追い込まれる。

10年以上の苦労がありやっと出来たのが「奇跡のリンゴ」。その経緯を幻冬舎が本にして30万部以上のベストセラーとなり、無農薬リンゴは、手に入らない。その独自の栽培方法は、世界中からも注目されている。



主役の「阿部サダヲ」の演技は勿論だが、妻役の「菅野美穂」が良い女優だと思った。