▲<「別離」>
5月26日、久し振りに家人と「桜坂劇場」へ、映画を観に行った。
その作品とは、イラン映画の「別離」。
本年度のアカデミー賞外国語映画部門受賞&ゴールデン・グローブ賞外国語映画賞受賞作品など、80冠を超える映画賞を受賞している。
「離婚」の危機を抱えている夫婦と繋ぎ止めようとする一人娘。夫には、父親の「認知症介護問題」がある家族。
彼らの問題に巻き込まれて行く、シッターで採用された、もう一つの家族との、何とも言いようのない「貧困問題」から発生する、諸問題が重ねられて行く。
それぞれの人が、「愛する人」を守るために、抱える“秘密と嘘”、そこに“真実”が複雑に絡み合い、彼らの人生を翻弄して行く。
リアリティある「人物描写」と、展開が「予測出来ない緊張感」で、すごい速さで、ドンドン引き込まれて行く2時間。
▲<5月時点で、今年の「私のベスト10」入り間違いなしの作品です>
単に“善悪”で割り切れない「複雑な心模様」を描いた人間ドラマだ。