高校生に授業を行ってきました。

2012年06月16日 00時05分00秒 | 沖縄の生活


6月15日、久し振りに青空が出た日。沖縄県立中部商業高校(宜野湾市我如古)で、午前と午後2つの授業を行ってきました。これは、沖縄県が行う「平成24年新規学卒者パワフルサポートプログラム」の一環です。テーマは、「働く意識向上」です。

働く意識や就活アドバイスは、大学生や第二新卒者&未就職卒業者向けは、何度も行った事があるが、高校生対象の「就職講義」は、初めての体験。44年前、高校3年生だった頃を思い出して、汗をかきかき行った。

内容は、事務局が作成したシナリオに沿って行う仕組みで
①「社会の仕組みを知り、働く事を身近に感じよう」
②「出来る事」「したい事」「すべき事」から自分の働くを考えてみよう


高校生の集中力を持続させるために、私なりに加工・工夫してみた。ひとクラス(約30名の生徒)に、「何のために働くの?」という問い掛けをして、前にある「ホワイトボード」に10数名出させ、思いを好きに書かせた。



「家族のため」「自分のため」「生きるため」「お金」等々の中に、「彼女のために」というのがあって「お主やるな!」と思い、「これが一番やる気になるよね」。と面白く活用させてもらった。

心配していた、「私語」や「白ける」ような生徒は一人もなく、素直で可愛い生徒達ばかりだった。



3年生の4月から、「就職指導授業」は、始めているらしいが、夏休み前までに、就職を真剣に考えさせるには、今日のような講義の時間だけでは私的には足りないと感じた。

②の「出来る事」「したい事」「すべき事」で自分の進路を探すなど、一緒になって作成し、自分は何に向いているのか、自分に合った職業をどう探して行くか?等をもっとやりたかったが、今回積み残した・・・(ぜひ、やってあげたい)。

高校の授業は50分なので大学生に比べて時間が少ない!それだけに、一度にたくさん詰め込んでも生徒達が消化不良を起こすので、テーマ設定と時間配分が難しいなぁと感じた。



以前からの持論だが、大学でも高校でも学外世界(ビジネス界)を生徒に伝える、先生達の苦労は並大抵でないと思っている。今回、実際に高校生に接し授業をさせて頂き実感を強く感じ、ますます使命感に燃えた(しかし、高校生に教える事は大学生より10倍くらい難しかった・・・)。