「沖縄マンガ展」

2010年07月26日 07時00分00秒 | 沖縄現地情報

今、沖縄県立博物館・美術館(那覇市おもろまち)で、「沖縄マンガ展」<7月1日~8月29日>が開催されています。

沖縄で戦前の風刺漫画家~現在東京で活躍している作家まで、約50名の原画と作品が出展されています。このような大規模な企画は、今回が初めてとの事。
一堂に集められた作品を観ていると今後、沖縄の漫画界が、さらに発展する可能性を感じます。

⇒「沖縄マンガ」の歩みは戦後沖縄の復興とともに始まります。渡嘉敷唯夫、砂川友弘へと続く風刺マンガの系譜。新里堅進、比嘉慂ら沖縄の歴史性を追求した固有ジャンルの確立。砂川しげひさ、なかいま強、仲宗根みいこ、田名俊信、山咲トオルなど全国区で活躍する作家たちの登場。また全国でも珍しい沖縄発スーパーローカルマガジンと称して80年代に発行された『コミックおきなわ』は、沖縄の強烈な個性を放ちました。さらにアマチュアに視野を広げるとウェブマガジンや高校生のマンガ甲子園での活躍も目覚ましく、沖縄のマンガ文化の層は厚く未知数のパワーが渦巻いています。(県立博物館・美術館公式HPより)

◎月曜日は休館【開館時間】9:00~18:00、金・土は20:00まで(入館は閉館30分前まで)【観覧料】一般800円/高校・大学生500円/小・中学生300円※各種イベントも同時開催中、「漫画講座」8月8日、8月14日(観賞券の半券が必要)、「ワークショップ」8月21日、「コミックチャンプルー」(ストーリー漫画の書き方&マンガ相談所)8月1日、「ライブパフォーマンス」(コスプレ&アニメソング8月15日)、等々・・・。



感想、今回のマンガ展を観て、みんな誰かの作家の画風に似ている(尊敬・模倣の域を出ていないからプロのメジャーとして生き残れない)。今後、もっと独自性の高い若手作家の台頭を期待したい。次回のマンガ展は、県外で活躍している若き日の漫画家志望だった「沖縄出身の芸術家&クリエイター」の紹介も面白いのでは。