糸満市で不発弾902発発見!

2010年07月18日 00時30分00秒 | 沖縄の生活
<琉球新報7月16日の記事より(読谷村の県不発弾保管庫にて)>

糸満市真栄里国道331号線沿いの道路拡張工事現場から不発弾が902発見つかった。
糸満警察と陸上自衛隊によると、発見されたのは、81m迫撃砲62発、60m迫撃砲416発、手投げ弾81発、ロケット弾2発、小銃弾340発、照明弾1発。
すべて金属製の容器に入っており、一部の弾には1944年製造と表記されていた。一部の砲弾には信管が付いたものもあった(2010年7月16日琉球新報朝刊より)。

沖縄県では、2009年那覇市おもろまち隣接地の区画整理事業地で4~8月だけで、迫撃砲弾が3471弾発見されている。
1974年に那覇市小禄で起きた不発弾爆発事件では死者4名、重軽傷者34名が出た。
2009年1月には、糸満市で不発弾が暴発し作業人が重軽傷を負い、近くの老人施設の窓ガラスが粉々に割れたニュースが出たところ。
このように沖縄には、いまだ太平洋戦争の爪痕が多く残されている。

※戦後65年経過した現在も、沖縄県には2,300トンが埋もれていると推計されている。少しの衝撃で爆発する不発弾は「地雷」並みの危険性がある。防衛省によると、2008年度に沖縄県内で見つかった不発弾は23・7トン。国土の0・6%にすぎない沖縄に、全国で見つかった不発弾総量の56・3%が集中している。