晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

晴徨 別所訪問 9/7

2012-09-07 | 晴徨

2012.9.7(金)晴れ

 11:08 じょんのび村スタート~山家~阪鶴道路~綾部
 12:03 綾部市図書館着(16.48Km)
 12:30 図書館スタート~府道77号線
 12:55 星原、星宮神社着 昼食
 13:20 星宮神社スタート~星原彷徨
 14:00 上八田イワンの里着
 15:00 イワンの里スタート~別所町彷徨
 16:13 別所町スタート~上杉~黒石峠
 17:12 じょんのび村着(53Km)

 図書館の本の返却と館内閲覧があるので、図書館経由で星原町、別所町の訪問を計画する。阪鶴道路といっても通用するのか知らないが、何となく気に入ってるので使っている。今日は山家から綾部までを走る。車は少ない、信号は無い、アップダウンは少なく、景色は良いと四拍子揃ったバイク道だ。綾部のサイクリストは結構使ってると聞くがこのコースでサイクリストに出合ったことは無い。やがて和木橋横の和木への道を通り過ぎる。大原からBIKE、WALK、BIKEで綾高に通ったという強者を思いだす。由良川沿いの伏見屋や現張の料亭の有る辺りは、古き良き綾部の風情があって好きだ。
 図書館で閲覧などしてスタートする。星原に入って、星宮神社の石段で昼食とする。吉美街道(きみかいどう)というのだろうか白瀬橋から小呂峠(おろとうげ)に向かう道(昔の吉美街道とは違うだろうが)を通るといつも思いだす。
 昔の吉美の子供の喧嘩言葉に「小呂小呂ドスイ 多田多田ハッタイ 食わぬは星原ひだるかろ」というのがあったそうだ。ドスイと言うのは雑炊のことで、ハッタイというのははったい粉のことで大麦を炒ってひいたものだろう。子供の囃子詞や童謡などは随分残酷なことを言うもので、星原の子供達にとっては辛いことだろうが、だれもが貧しい時代があったということを言いたいのだろう。
 この喧嘩言葉は実は奥上林村誌に載っていて、何となく解せないものがある。関西漫才風に言うと、「お前が言うか?」という感じである。
 いずれにしても大昔のことで、今は裕福な村の様子が見受けられる。ちょうど稲刈りの季節であちこちの田んぼで稲刈り機の音が聞こえる。星原(ほしばら)町というのはおそらく綾部市の中で最も美しい地名であろう。地名辞典を見ると星宮神社に由来すると書かれているが、星宮神社の事は書かれていない。末社は三社あり、一つは稲荷社のようだがあとは解らない。P1020643
 
星宮神社


 川向かいに立派なお寺があり、高野山真言宗 金福山 栄宝寺という。P1020646





 そのお寺の側が岼蔭(ゆりかげ)で向かい側が岼﨑(ゆりさき)という小字らしい。ちょうど日後日向(ひしろひなた)のような使い分けがなされているのだろうか。P1020642

左手が岼蔭、右手が岼﨑、一番奥鞍部の下が別所。


 岼蔭の道を辿り、お堂のところに出る。ここから奥に向かえば別所で、二軒の家がある。訪ねてみたが作業中で不在のようだ。たんぼで稲刈り中の人に尋ねたが他所から来ている方なのか、ここのことがよく解らないと言うことだった。
 舗装道路が終わり、草道を詰めていくが変わりばえしないので引き返す。この道を詰めると峠を越え白道路(はそうじ)に出る。
 皆忙しそうにしておられるので、写真を撮って星原を後にする。
小呂峠を越えて府道485号線を右に行き、イワンの里さんに寄る。つづく

【晴徨雨読】38日目(2006.9.7)新庄停滞
 雨のため新庄市内見物となる。おそろしく展示物の多い郷土資料館やお城跡など見物するが、妙に記憶に薄い。街全体の記憶が薄いのだ。天気のせいだろうか。Img_0523





【今日のじょん】:今日は晴徨で自転車ツーリングの日、家の作業は出来ないが、それにしても雑草の成長は早いなあ。対数日前に刈った草がこれだもんなあP1020638

じょんもボールを探している。

 
  

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