2011.5.8(日)晴
磁鉄鉱を含む石を探すのもいろんな種類の石が対象となっているうちは楽しく探すことができたが、ある程度種類が決まってくると退屈なものである。最初に磁石に反応する石を河原で見つけたときは感動した。そのうち数種類の石が磁石に反応することが判り、探す楽しみは無くなってきた。将来たたら実験を行うために鉄を含む石は集めているが、新しい種類の石は中々見つからない。そんな中で楽しみに耳石を探している。大変珍しいものとされているが案外あるもので、現在八個所有している。といっても探し始めたのは二週間ぐらい前からだから相当の確率で見つかる。今河原に行って見つけてこいと言われたら、一時間ぐらいあれば確実に見つける自信がある、まあその程度のものだ。
種類は基本的に一種類で、黒緑色の堆積岩だろうと思うが、なかに石英の結晶のような部分があり、その部分が溶けて穴になっているようだ。穴の周囲の石は大変硬いもので、人工的に開けるのは相当難しそうだ。他にも穴あき石は無いわけではなく、白い結晶ばかりの石で、その一部が欠けて偶然に穴の開いているものや、軽石状のもので、最初からあいているものもあるようだ。しかしこれ等は邪道である。
河原に落ちているときに穴が開いてることが解るものは最初の一個だけであって、総ては持ち帰って洗って、研いて、針金を入れて土砂を除いてはじめて解るものである。針金で突いていると反対方向の穴から土が出てきて、やがて針金の先が現れるときは達成感というかファーブル少年が何かを発見したときのような、「やったぞ」という充実感があるものだ。
左:穴が浅いもの
右:左は片想い、中はすれ違い夫婦、右は穴が細すぎて確認できないもの。
穴の貫通していないものは貫通しているものの5倍ぐらいあり、全然穴の浅いもの、石の中は大きな空洞になっているが出口のないもの(片想い)、両方から充分な長さの穴は開いているがすれ違って貫通していないもの(すれ違い夫婦)などあって、貫通しているものより愛着を感じる。
この耳石、大唐内の薬師さんに奉納してあり、耳の病気快癒の御礼参りに奉納するそうだ。上林の小さなお堂にもよく奉納してあり、上林川でよく見つかるからかもしれない。
各地の耳石を奉納する神社などの地域を見てみると、なにか共通しているものが見えてくる。まだ確信がないので発表は控えるが、ただ単に耳の病気にご利益があるというだけのものではなさそうだ。
【作業日誌 5/8】
草刈り2-4(今年2回目の4日目ということ)
薪割り
今日のじょん:あごのせじょんをコンパネフェンスでしていたのだが、最近はテーブルでやっている。写真は目が光っていやらしいが、本当は笑ってしまう光景なのだ。
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