晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

梅製品三種 6/24

2009-06-26 | 日記・エッセイ・コラム

2009.6.24(水)晴れ

 梅雨に入ったらいきなり中休みで、やっと降り出すかなと思ったら各地で被害を出したもののこの地では2日間の雨だった。中休みばかりで誰かさんの仕事のようだ。
梅が熟する時期だから梅雨というのが本筋だろうが、「毎」日雨が降るので梅雨という説もあるそうだ。ことほど左様に梅の季節となり、どこの店にも梅が並んでいる。我が家の梅は昨年豊作で今年はならないだろうと鷹をくくっていたら、昨年同様たわわに実ってきた。ところが昨年より少し小ぶりである。今年は梅酒ぐらいでお茶を濁しておこうと思っていたが、こう沢山実ってくるとそうも行かない。とりあえず青いうちにぼって、梅酒と梅肉エキスを作ろう。
 梅の加工食品といえば梅酒と梅干しが主流だがその次に梅肉エキスを入れたい。私の健康対策といえば何もしていないが、梅肉エキスだけはもう20年以上飲み続けている。京都にいるときは自然食品のひまわりさんで龍神村の梅肉エキスを買っていた。当初は2,000円程度だったが最終は2,500円となり結構高いものである。現在はドラッグストアで適当に買っているがやはり2千数百円の高価なものである。ただし90gといえども朝に耳かき一杯をお茶に溶かして飲むだけで、3ヶ月は充分にある。梅肉エキスの効果は血液サラサラ効果だそうで、おかげでこの方面の異常は起きていない。ピロリ菌にも効果があるんじゃないかと思っているが真偽の程は分からない。
 まず、収穫した梅を洗って梅酒を造る。これは簡単、いろいろリキュールを入れたり変わり梅酒もあるようだがオーソドックスなのが一番。Img_2539

梅酒は漬けたときは青いが、すぐに黄みがかってくる。


 さて問題は梅肉エキスだ、なにせ初の挑戦だから、、、。一応サイトでレシピを検索、青梅を洗って摺りおろし汁を搾って煮詰めるという極めて単純な製造法を確認する。青梅をぼって、水洗いしへたのゴミを取るところまでは簡単に行く。
問題は摺りおろしだ。3,6Kgの梅を一体どうやって摺り下ろすかだ。種を取ってジューサーなどにかけるという方法が一般的なようだ。ジューサーは無いけどミキサーならある、これでうまく行けば簡単だ。ところが種をどうやって取るのよ。まず包丁でそぎ落とす、これってやってられない、これなら摺り下ろした方がましだ。次に金槌でたたいてみようかなと思ったときにいいことを思い出した。昨秋に柚子を搾るために作り、結局何の役にも立たず、次にカンペコンとして利用しようと思ったがこれも駄目、遂に粗大ゴミとなって倉庫に掘ってあった柚子絞り器があった。ここに梅の実を放り込みちょっと押さえると、絶妙の加減で梅の種が取れる。
Img_2528 Img_2531
こりゃあ特許ものだぜ。


気をよくしてどんどん種を取り、ミキサー一杯に果肉を詰め始動する。期待とは裏腹に刃は空しく回転するばかりでごく下の部分しか裁断されない。がっくり来て、摺りおろしにかかる。梅を回転させながら4面摺って、最後に残り2面を摺って約30秒、怖ろしく根気の要る仕事だ。
 こんなことじゃ何時になるか分からない、何かいい方法が無いものかと種を取った果肉をすり鉢に入れてすりこぎで摺ってみる。全然駄目、また元に戻って摺り金で摺り下ろす。深夜になってやっと1Kgぐらいが摺り下ろされた。このくらいにしてやろうと消毒済みの古いTシャツで搾る。小鍋に1cmあまりの果汁が溜まる。中火で沸騰させて、やがてとろ火にする。いつまでたっても煮詰まってこないので、風呂に入る。ゆっくり入って出てきたら真っ黒な汁になっている。今少し煮詰めてゴムへらでかき集める。       Img_2536 Img_2551

1Kgの梅でたったこれだけ、高いはずだぜ。


【作業日誌 6/24】
梅収穫
梅酒造り
梅肉エキス試作

今日のじょん:電柵とマムシの危険で散歩の範囲が狭くなってきた。念道橋のたもとにはマムシが居るでと聞いていたが、確かにそれらしいものが居た。柄はマムシなんだが妙に長い。蛇のようにサッと逃げてしまった。かみさんに話すと「やっぱりあそこにはマムシがおるんや」と知ったふうに言うが、ただの蛇かも知れない。どっちにしても気安く草むらに顔突っ込んでいるじょんには要注意だ。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 衣替え 6/23 | トップ | 緑のカーテン 6/25 »

コメントを投稿