晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

雨読 詣り墓(増補版)-1 9/12

2014-09-12 | 雨読

2014.9.12(金)晴

 両墓制研究のバイブルといえば、既に紹介済みの「両墓制と他界観」、そして今回の「詣り墓」かと思う。前者が平成の出版であるのに比し、後者は初版のはしがきが昭和三十年、増補版が昭和五十五年となっている。つまり「詣り墓」が提起で「両墓制と他界観」が結論のように思う。
 そのことは読む前から解っていたのだが、先に「両墓制と他界観」を読んだのは、両墓制の結論を知りたかったからだ。「詣り墓」は購入したものだが、「両墓制と他界観」は図書館で借りたものである。試し読みのようなもので、いずれ購入したいと思っている。それはデータの多さ、内容の複雑さのためで、借本ではとうてい理解できないからである。
 「詣り墓」(増補版)最上孝敬著 名著出版昭和55年4月発行 古書購入
 
 どちらも一階読んだきりなので、実は理解できていないのが現状である。わたしは本に線を引くのがきらいなので、気になる部分には付箋をつけることにしている。「詣り墓」が最高記録でおそらく30枚以上だと思われる。それだけ中身の濃い内容で、多くの問題が提起されている。ただしこれだという結論が出てこない。つまり両墓制というものはそういうもののようだ。
 内容は前半2/3が旧版のもので後半1/3が増補一両墓制の成因について、増補二両墓制の分布についてである。
 前半部分は両墓制についてのあらゆる問題が提起されているが、両墓制について全体的に書かれた文献は少なく、多くの研究者が本書を教科書として調査にあたったものと思われる。例えば、詣り方による分類や埋墓、詣墓の位置関係による分類などである。かつての両墓制の調査資料がすべてこれらの分類を伴っているということは、研究者が教科書として使用した証である。また、多くの調査資料は、両墓制そのものが消滅状態となっている現在大変貴重なものである。つづく

【作業日誌 9/12】
白菜、キャベツ苗植え付け
大根種蒔き、ほうれん草畝造り、畑草刈り
P1030759
中尾種苗の苗は素晴らしい。


【今日のじょん】シャンプー、体重測定をする。体重は19.2Kgでやや増加。シャンプー後の態度が変だ、散歩も行きたがらないし、帰ってきても遠くに逃げている。シャンプーの後のマイフリーガード(フロントラインのジェネリック)を警戒しているのだ。マイフは来週なのに~
P1030755


背の高さ比べじゃなくて、顔の大きさ比べならそこそこなのに、、、

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