晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

雨読 切り抜きで楽しむ読書 4/10

2012-04-10 | インポート

2012.4.10(火)曇

 都会に住んで現役のときはしょっちゅう本屋さんに立ち寄って新刊書のコーナーをのぞいていたが、通勤も書店も無い今、新刊書を探るのは新聞である。讀賣新聞の場合、日曜日に2面ほどの紹介記事があり、その面は図書広告も多い。もう一日ウィークデイに本の記事が掲載される。新聞記事はほとんど流し読みなのだが、本の記事だけは真剣に読んでいる。そして気にいった記事を切り抜きにしている。
 現役時代なら切り抜きを手に本屋さんに走ってすぐに購入するのだが、そのまま読まないでいた本もいくつかある。いわゆるつん読というやつだが、思い入れがあって買ったものだけに後から読んでもなかなか良い感じだ。「京都 北山を歩く 1~3」もそうだし、「北越雪譜」もそうだ。
 ところが今はそうはいかない、本が高くなっている上にこちらの予算が減っているので簡単に購入するわけにいかないのだ。栃折久美子さんは「本ほど安いものはありません。だって人が一生かけたものをあの値段で買えるのだから」というふうにおっしゃっていた。確かにそのとおりなんだけど、現実の予算というものは如何ともしがたい。最近の新刊本で読みたいのを挙げてみよう。

「古代歌詞の究明」(三浦茂久) 6800円
「民衆史の遺産 サンカ・マタギ・木地屋」 6300円
「あぶない地名」(小川豊)1890円
「菅江真澄と旅する」(安永稔和)780円
「東北学 忘れられた東北」(赤坂憲雄)1050円
「子供の名前が危ない」(牧野恭仁雄)686円P1010480




 予算的に可能なのは下の三冊なのだが読みたいのは上の三冊なのだ。
新刊書というのは古本屋さんにも並ばないし、あっても新品に近い値段だ。かといって図書館の蔵書にも加わらないので、購入するしか無いわけだ。もっともそれだからこそ著者も出版社もやってけるのだろうけど。
 結局上記六冊とも購入することは無いが、書評の切り抜きはスクラップブックに残ることとなる。そして何時の日か古本で購入するか、あるいは図書館で借りて読むこととなるのだろう。なにか惨めなようで実は楽しい読書なのかも知れない。

【作業日誌 4/10】
予告看板塗り直し
ドラム缶、大鍋調達

今日のじょん:かみさんがよーつーで動けないので何となく寂しそうだ。特に散歩から帰ってきて待っていてくれる人がいないのが寂しそう。早く元気になってくれい。P1010467
 
 

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