晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

関フィルを聴く 11/5

2016-11-05 | 文化に触れよう

2016.11.5(土)快晴

 今年の文化に触れようシリーズは実に充実したシーズンであった。美術、狂言、竹人形、映画、講演などなど、そして究極が関西フィルのコンサートである。グンゼ創立120周年記念事業として取り組まれたため実に1,000円の入場料で実現したものである。クラシック音楽は結構好きで、かつてはレコードもいくつか買っていたし、N響アワーも時々見ることにしている。だけど生で聞きに行こうという気はさらさら無くて、今回も1,000円という値段につられての参加かもしれない。もちろんグンゼさんが多額の補助をされているからの値段なんだろうが、それにしてもクラシックの入場料って高いんじゃないのって意識はある訳よね。

 数ヶ月前に予約を取ったんだけどすでに完売寸前ってことで、お勧めした方がすでに購入できなかったということもありの大人気。それはそれで心配事がある、小椋佳のコンサートでいやな思いをしたように、マナーの悪い観客がいるんじゃないかということ。べちゃべちゃお話したり、ずっとスマホしたり、携帯電話が鳴って話し続けたり、ボリボリばりばりお菓子食ったり、中丹こういう輩多いのよね。クラシックなんて何の興味も無いけれど、安いから行ってみようなんて軽いやついるんじゃないかととにかく不安だったのである。他人のこういう態度が雰囲気ぶちこわしになることはママあることだ。ルーブル美術館展でもダリ展でもバチバチ写真撮ってる馬鹿がいたんだけど、これって本人は誰にも迷惑掛けていないと思ってるのだろうけど、ちゃんと規則守ってるものにとってはすこぶる気分の悪い事象なわけ。
 ところが今日のコンサート、マナーの悪いやつ誰もいなくてすこぶる気分よく進行した。これはひとえに関西フィルの迫力によるものと思う。

 工忠夫妻も来場、おしゃれデスネ

演目はブラームスのハンガリー舞曲第1番、チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番、ドボルザークの交響曲第9番「新世界より」で、いかにも一般向けというか大衆向けというものだったのだが、ピアノ協奏曲第1番には参った。実はピアノ協奏曲というのはあまり好きでなかったのだが、萩原麻未さんのピアノには驚いた。とにかく涙が流れて止まらない、感動の涙なんだけど、よくぞマスクをしていたかと思う。指だけでなく体全体で、椅子の上で踊るように演奏しておられたのだが、こちらの体もついつい踊ってしまう。いやーピアノっていいですねー。である。彼女の動きが目に入る席につけたこともラッキーだった。
 「新世界より」もレコード買って聴いてた曲なんだけど、オーケストラを生で聴くのはダンチである。クラシック、はまってしまいそう。


【今日のじょん】午前中は仕事していたので、和知からおいでのヨーキーのともぞう君、2歳、紹介するネ。
とにかくかわいいのだ、服もとってもオシャレ。

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