晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

チエン切れで断念

2006-07-31 | 旅行記

2006.7.19(水)●

 5:40 起床
 8:00 出発 福知山~三和~大原
13:00 須知着

 昨晩から続く雨、激しくはないが間断がない、酔っぱらって寝ていると突然のサイレンがなり出す。サイレンといえば火事しか頭にないのだがどうもそのような雰囲気ではない。相当時間鳴り続け、スピーカーから放送がはじまった。「由良川の水位が4mを越えました。避難の準備をしてください。」すわっ、避難指示なんかが出たひにゃこのまま避難所で過ごすこととなる、もっとも生活用具はすべてそろっているから不自由なことはないが。その前に福知山脱出を計るべく荷物をまとめ、キューピットのやよいママに厚く御礼申し上げ、雨の中をこぎ始める。行動食にと草餅やお菓子までいただいてありがとうございました。

 9号線の由良川を越えた辺りで川の様子をメールで送る、Img_0285 「たいしたことはないわ、大丈夫」の返事、一昨年の台風の場合は相当すごかったらしい。ゴアテックスの合羽も暑くてまったく役に立たない、長田野を越えた辺りで脱いでしまう、雨は続けて降っているが汗でぬれるのも同じこと、あっさり脱いで濡れていく。9号線三俣のあたりで土師川の写真を撮る、ものすごい迫力だ。消防団の方々も堤防に集まり不安そうに眺めている。Img_0289
通りがかりのおばさんが「気をつけて行ってね」と声をかけてくれる。

 三和町に入り、いつもお世話になっている福知山東ゴルフに立ち寄る、警報発令で学校は休みになっている。
9号線をはなれ、川合から173号線に向かう。上川合は私の生まれ育った土地で、父親の命日も近いのでお墓にお参りしていくつもりであったのだが、雨と時間の切迫で、道路からお参りする。大原の産屋の休憩所で休憩、昨日「三和町といえばなんやろなあ」としゃべっていたところ、「大原の産屋か轟きの水やろなあ」ということになった。雨の合間に写真をパチリ、この村でお産がどのくらいあるのかと考えてしまう。この写真を見る

 質志の峠をヨロヨロ登るがディレーラーの調子が悪く、ついにローギヤが使えなくなる、チエンホイル側のチエンが巻き上がってしまうのだ。中段でようやく登り切り、トンネルを越える、真っ暗なトンネルで恐ろしい。峠の下りきったところに「おばちゃんの店」というのがある、チエンの調子があまりによくないので点検をする、「あれっチエン切れてるやんか」ピンが片方はずれ、ようやく繋がっている状態である。20年近く自転車乗っているのにこんなの初めて。チエン切りを持っていないのでその辺の石を拾って応急修理するが、それで治るほどやわじゃない。だましだまし行くとしても京都まであと二つの峠は無理、須知まで行けば自転車屋さんもありなんとかなるかとスタートする。朝からコクッコクッと変な音がしていた、早く気づいておれば福知山のショップで修理できたのに、と反省しきり。
 須知の自転車屋では修理不能、最近のナローチエンにあうチエン切りが無いのだ。走行を断念し、京都から迎えにきてもらうこととする。雨にたたられ、チエン切れで終わった今回の試走、何とも情けないが本格的にスタートしたらおいそれと中断できないのだ。反省すべきは反省し、立て直しを図って再スタートの士気を高める。それにしてもたった一週間の旅で多くの方々にお世話になった。ありがとうございます。
    
走行 28Km    累計 193Km                経費 0円

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