晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

のび逃走始末記-8 1/10

2020-01-10 | Dog
 2020.1.10(金)雨、曇り 考察編 のび逃走始末記-7は2020.1.5参照
 さてのびの逃走から保護まで紹介したところであるが、なぜこのような事態になったのか?、どのような経路をたどったのか?今後の対策は?といったところを総括しておかないと今もどこかで起こっている飼い犬の逃走の捜索と予防の役に立てないと思うのである。できればこういった経験の情報を集められて公表できる組織なり機会があれば大変心強く思うのではあるが、、。
 のびはなぜ逃げ出したのか?
 ひとえにわたしの認識不足と言える。動物愛護センターからのびを預かるとき職員さんにくれぐれも脱走に注意するよう言われていた。すでにもらわれた仲間10頭のうち2頭が脱走したと聞いている(どちらも無事に保護されたそうだが、、)リードはちぎられるので鎖にすること、フェンスだけでは不十分なので戸締まりをしっかりすること、ノーリードで放したりは絶対にしないことなど口酸っぱく言われた。「わかりました」と殊勝に応えていたのだが実は解っていなかったのだ。その原因の一つは11年間一緒に暮らしたじょんがあまりにも慣れていて、家でも庭でもノーリードで、家の中では首輪もしないこともあった。一度家を出てトコトコ逃げ出したこともあったが、すぐに追いついて連れ戻すことも出来たし、散歩中に転んでリードが離れたこともあったが、じょんは先に家に帰っていた。それでもじょんは野犬の子であって、そのことが妙な自信になっていたかもしれない。考えてみれば野犬の子といっても生まれて1ヶ月余りで人に育てられたので、成犬になってやっと我が家に来たのびとは違うはずである。


じょんは敷地内ではノーリードも可能
 ただわたしがセンターの忠告を無視していたわけではない。鎖のリードにはしなかったが、家にいるときは戸締まりに気をつけていたし、外に行くときはもちろんリードで繋いでいた。今回の逃走の直接の原因はリードの端につけたカラビナを落としてしまったことである。しっかり握っていなかったということだが、こういうことが起こることを予想しなかったわけではない。予備のリードを腰に付けることとハーネスの他に首輪にも繋ぐことを考え、細引きやカラビナを準備していたのだ。ただそれをすぐに実行しなかったのが甘さであった。それを実行していれば今回の事件は起きなかったのだ。

現在はリードの先をハーネスに付け、予備の細引きを首輪に付けている。
そしてリードの手前にピッケルバンドをつけて胴に回している。完璧。
 もうひとつの原因はのびの運動能力を見くびっていたことである。センターにいた5頭の中では最もか弱そうなのびだったし、へたり癖があって立ち上がるのも大変、散歩するのも苦労する情況だったのだ。日がたつにつれて歩くのは速くなってきたが、一緒に走ろうとすると立ち止まってしまう。つまり逃走するまでのびの走るところは見たこともなかったのだ。最初のリードが離れた時点を除き、三度も捕獲のチャンスがあったのだが、その時はもう既に人の手に負えるのびではなかった。敏捷性といい、ジャンプ力といい走るスピードといいまるで別犬となっていた。じょんには入らなかった「野生のスイッチ」、これこそがのびの逃走の原因である。つづく

【今日の”のびちゃん”】NO. 21
 人怖がり、犬怖がりを慣れさせるのはやはりお出かけかと思う。車の乗り降りも随分慣れてきたので、今日は上杉町のwanカフェさんに出かける。先客さんが居て随分ビビっていたが、あの山での勇姿はいったい何なんだ?

オシャレに改装してオープン、隅っこで尻尾まいていじけていたが、帰りには楽しそうにしてるのだ。

 

 

 

 

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