晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

二人のアイスマン-4 3/6

2019-03-07 | 雨読

2019.3.6(水)曇り

 

 二人目のアイスマンはミイラではなく現に生きている人物である。帯紙に氷の湖を裸で泳いでいる人物がアイスマンことヴイム・ホフである。
「サバイバルボディ -人類の失われた身体能力を取り戻す-」白水社 2018年9月初版
 スコット・カーニー著

 珍しく2,200円もする新刊本なので意外な感がするかもしれないが、実は京都新聞の懸賞で当たったものである。新刊本プレゼントで数冊の本があり、本命は六法全書だったのだが、この本も気になってかみさんの名前で出したら当選したという経緯なのだ。大体このたぐいの本は眉唾物が多いのだが、白水社の発行ということで出してみた。白水社は信頼できる出版社で、山の本を始めいくつかの本を所有している。装丁がしっかりしており、内容が真面目である。それでも懐疑の目を持って頁を開いてみたんだが、序章のところで、常々わたしが考えていることがそのまま書かれていて驚いた。
 「一見、人類が自然界に対して勝利を収めたように思えるが、私たちの体が強くなったわけではない。実際は正反対だ。努力
しないで快適に過ごせる結果、私たちは太り、怠惰になり、どんどん不健康になっている」

 「今世紀に入って肥満、糖尿病、慢性疼痛、高血圧が爆発的に増加し、おまけに痛風までふたたび増加傾向にある。無数の人びとが自己免疫疾患に苦しんでいる。関節炎、アレルギー、狼瘡からクローン病やパーキンソン病まで体が文字どおり自分で自分を攻撃する病気である。まるで、体の外部には脅威がほとんどないので、持てる力がすべて体の内部に向かって暴走しているかのようだ。」

 「少なくとも半世紀、体を健康に保つ二本の柱は柱は食事と運動だというのが世間一般の常識となってきた。どちらも不可欠には違いないが、同じように重要なのに完全に見落とされている第三の柱がある。何より、環境的なトレーニングを日課に組み込めば、ほんのわずかな時間で成果を挙げられるのだ。」
 部分的な表現で理解しにくいと思うが、分厚い本を俄然読み進める意欲がわいてきた。つづく

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