晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

從是西 8/25

2010-08-26 | 山・峠

2010.8.25(水)曇


 23日に永谷坂峠を紹介した際に道標の石塔に刻まれている文字を「?是西丹波國何鹿郡」と紹介した。?は何かよく読めなかったのだが、村上さんが「從」という字だと教えてくれた。写真をアップにしてみるとなるほど「從」の字で、これは「従」の古い字体のようだ。「これよりにしたんばのくにいかるがぐん」と読むそうだ。調べてみると「従是云々」というのは境にたつ道標などに書かれる常套の文のようだ。つまり「從or従」+「是」+「方角」+「国名、村名など」となるようだ。Img_12282
 
よく読めないが「從」のようだ。


今まで沢山の道標や石塔を見てきたが、実は書かれている文字をすべてしっかり見てきたわけでないということがよく解った。並べて書かれるとき、古い村には「從」の字を、新しい村には「従」の字を使うということも教えていただいた。このことについては確認出来ていないが、ネットで情報を探っていると、面白い例が出てきた。両面に筑前筑後の別々の国名があり、字体も相違し、筑前は「従」筑後は「從」となっている。「從」「従」の使い方はアトランダムで、残念ながら定まった法則を見つけることは出来なかった。今後こういった石塔などしっかり観察しようと思うところである。
 もう一つ猪鼻峠の猪鼻地名について、井の端の意味かなあと書いていたが、改めて撤回する。確かに峠は両側から谷が上がってきていて「川、谷の端」と言えるが、「川、谷のつめ」「川、谷のつき」ということはあっても、「川、谷の端」ということは無いようだ。猪鼻地名は例が多く調べればその由来は解明できると思う。柳田国男「地名の研究」にも少し記述があり、ハナは塙(はなわ)の意味だと書いている。私は生守村(いもりむら)の「イ」が意味するものの端、あるいは生守村そのものの端、先端を意味するのではないかと想像している。いづれ廃村生守村については一項を設けて発表したいと考えている。

【作業日誌 8/25】
グリースストラップ清掃

今日のじょん:阪神が22点も入れて大勝ちしたのでじょんは寝不足になってしまった。こんな日に限って試合終了まで放映があるのだ。そうでなくても阪神が負けてるとおとーもおかーも怒ってるので、自分が怒られてるのかと恐縮しているのに、、、。
「じょんに怒ってんのとちゃうで」
Img_1192   

阪神の試合は疲れるのよね。 

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