晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

のび逃走始末記-13 1/28

2020-01-28 | Dog

2020.1.28(火)曇り、雨
 お墓下でのびを発見したのは幸運であり、偶然なのだが自分の予想が的中していたことは驚きである。この予想をしないで古気良谷に入っていなかったら、永久に発見できなかったかもしれない。不幸だったのはヘルメットで完全装備しバイクに乗っていたことだろう。驚いたのびは急に走り出し、当然こちらも追いかける。このバイクの追走劇が最悪であったことは、民家の石垣から竹林に逃げることとなり、竹林の中で姿を見失ってしまったことでわかる。
 最後の姿を見失った地点(①尾根)から3日半後(⑥尾根下部)で見つかるまでの間、のびは一体どこで何をしていたのだろう。捜索は古気良谷については①尾根、⓪尾根、②尾根、③尾根とすべての谷筋を行っている。①尾根と谷筋は何度も往復しているが、その間遂に一度も姿を見ることはなかった。
 のびが身につけているものはすべて救出されたときにあり、逃走したときと違うのはダウンが脱げてリードの先にぶら下がっていたことだけだ。リードから抜けずにいたのはカラビナがリードを通す穴よりかなり大きかったためである。
 のびが救出されたときの状況は以下の通りである。
①リードもダウンも泥で汚れているが分厚くこびりついている風でもなく傷みもない。カラビナは塗装面が剥げ、相当の摩耗を受けているようだ。舗装道路を3Km程疾走したためか。

クライミング用の丈夫なカラビナだが、側面は塗装がすべて剥がれてしまった。
②身体は思ったより汚れが少ない。ダウンを着ていた時間が長かったためだろう。なお、傷、怪我は一切無かった。

帰ってきたところ、肉球の泥は気づかなかった
③体重はこの間1Kg減少した。おそらく何も食べていなかったと思われる。救出後の便も通常通りで異物や羽、骨などは見当たらなかった。救出当日の診察では脱水症状は見られず、何らかの方法で水分を得ていたと思われる。
④肉球に泥が分厚くこびりついていたことが後日のシャンプーで発見された。自分では舐めて手入れするだろうから相当強烈な泥かと思われる。
 身につけていたものは救出時にはすべて揃っていたので、途中の道程を示す証拠は何もない。泥のところに足跡は残るが、判別は不可能だ。②尾根と③尾根の間に置かれた獣用の檻の中の糠に小動物の足跡があった。体重が軽いため扉が閉まるというようなことは無かったようだが、ウサギ、ネコ、キツネ、タヌキ、イタチなどなんでもいるのでなんとも言えない。
 当初は①尾根を登り切って⓪尾根、井根口に向かって下った可能性があると考えた。つまり河牟奈備神社からの逃走経路と同様の状況になるからだ。井根口に置いた餌がひと晩で無くなってしまったのと、不確かながら目撃情報があったことにその思いを強くして、井根の捜索にも力を入れた。結局そのコースは辿っておらず、古気良谷周辺で過ごしていたと思われる。

当初はこの尾根を下ったかもと思っていた。
 見失った①尾根末端から発見された⑥尾根途中までどうやって行ったのか、尾根筋を登っていったのか、谷筋に居たのか想像しかないのだが、わたしは谷筋に居て、昼間は尾根に上がっていたのではないかと考える。その理由は、脱水状態になっていないこと、谷筋特有の泥がこびりついていることである。昼間は何度も谷筋を捜索しているが、一度も姿を見られなかったのは、尾根に隠れていたのではないだろうか。つづく
【今日の”のびちゃん”】NO. 23
「保護犬は年単位で考えなあかんで」そう、すぐには慣れないわけ。できる限りいろんな所に連れて行って人や犬に慣れてもらおうとしている。

21日うみんぴあ、24日プレートtamura、ルークと遊べるかな?

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