晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

石海月撲滅作戦-1 7/27

2020-07-27 | 違いのわからん農学士

2020.7.27(月)曇り、雨
石海月なんて書くから何かいなということになるが、正式に
Nostoc commune Vauch.という学名で、イシクラゲと呼ばれている。庭によくあるわかめのようなぬるぬるしたあれ。上林では除草剤のカスだという都市伝説ならぬ田舎伝説があるが、除草剤を撒いた後の荒れた地面に出てくるのでそのように言われているのだろう。以前に記事に書いて(2010.5.9参照)ガーデンスライムと呼んだがこれはぴったりの呼び方だと思う。10年後の今再度イシクラゲが気になって、撲滅を図ることとしたのだが今年の長雨が影響したものと思える。10年前に一部のところに存在していたイシクラゲが庭中に蔓延していることが分かったのである。
 イシクラゲは庭のがんのようなものである。あるところに突然現れるのだが、いつのまにか増殖して広範囲に広がる。一箇所だけだったのがいつの間にかあちこちに転移する。完全に取り除くのは無理。薬剤は効かない。最終的には庭が台無しになる。

知らない間に広がってくる。草の間に出てくるのは駆除が難しい。
 がんと違う点は、イシクラゲは外部からの侵入者であること(ウィルス性のがんは侵入者だが、、)周囲にあるのは石や土壌で、正常細胞ではないこと。(芝の間にはびこったイシクラゲはがんと同様の状態だが、、、)人間の生命とは無関係であること。(イシクラゲが原因で病気にはならないが、精神的にダメージを受ける御仁もあることだろう)
 とりあえず、雨後の状態で取り除くことを行う。あっという間に箕に一杯になるが、庭中をやるとバケツ10杯ぐらいにはなるだろう。そのまま好天を待って干し、乾燥したものをゴミに出す。単独で存在しているものは完全に除去できるが、コロニーを形成しているものや苔、草に付着しているものは完全には除去できない、切れ端が残ってしまう。次の雨が降ると除去前の状態に戻る。いたちごっこの典型のようなものだ。そこで考えたのが、残渣部分をトーチの熱で焼いてしまうことだ。この場合雨後直後は焼却できない、1日2日たってある程度乾燥したところをやっつける。

トーチは腰が痛くなるので、「ちょろやきくん」を購入。トーチの方がピンポイントに焼却できる。
 石に海苔のようにへばりついたやつや小さな破片になっているやつも気持ちいいほど燃えてしまう。最初湯気が出て、次に縮んできてパチパチと燃え灰になる。がんで言えば摘出手術の後に放射線治療をするようなもので、これを繰り返すことでイシクラゲは撲滅できるだろうと高をくくっていた。

大部分を取り除き、残渣を焼却したコロニー
つづく
 

 

コメント (3)
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