東の散歩道

B型ヴァイオリニストのマイペースライフ

本屋改革

2019年04月10日 22時27分21秒 | 雑記

 帰省すると、子供の頃からお世話になっていた本屋さんが、何とコンビニに!と思ったら、本も半分残しつつ、半分がコンビニになっていたのでした。何と。。。。ブックカフェならぬブックコンビニです。

 「これで利用客が増えるのか??」とちょっと疑問だったのですが、店内をウロウロしてみたら色々な工夫に気づいて、店を出る時には、これはなかなか良いかもしれないと思うようになりました。

 まずは、このコンビニにはイートインコーナーがあったので、買った本をその場で読みながら、コンビニのコーヒーを飲んだり出来ること。これはブックカフェならば買わなくても読めるので、あまり意味を感じない向きもあるでしょうが、そこを補うかのように、すぐに読み終える短編小説集などが置かれていました。本のセレクトは、「このミステリーが凄い!」という受賞作家によるものなど、いわゆる「時流に乗っていてとっつき易い」本が多いように見受けられましたが、例えば芥川龍之介や宮沢賢治、星新一などの短編集を置いても良いのではないのでしょうか。あるいはその土地柄を反映した読み物があれば、それも面白いかもしれません。

 もう一つ、「おおっ!!」と声をあげそうになるくらい感動した(大げさ)のが、文庫本が出版社別ではなく、著者別に五十音順に並んでいたことです。ビジネス啓発に特化した文庫などの例外はありますが、概ねそのような枠組みになっています。これはありがたい人も多いのではないでしょうか。

 インターネットの普及で、日々閉店が相次いでいるという街の本屋さん。本好きとしては、本屋を彷徨い「こんなものが!」という本に出会う楽しみはかけがえのないもの、どうか頑張って欲しいものです。

コメント
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