自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ジャガイモ栽培記(4)

2020-06-15 | ジャガイモ

今シーズン,ジャガイモの花を巡る昆虫たちの話題には触れないままでいました。これは他の話題がたくさんあり,取り上げるゆとりがなくなったためでした。ここで,ジャガイモの花と生き物たちの物語を振り返ります。

この甲虫はいったいなにを探しているのやら。

 

クモが潜んでいます。ハエトリグモでしょうか。獲物が訪れることを物語っています。

 

ハナグモが同じハナグモを捕獲。オスがメスを襲っているようです。これまでいくつかの種類を見ていたので,どんな展開があるかと期待していました。なんか,むごい。

 

迫力に圧倒され,シャッターを何度も押していました。

 

糸を出し,獲物になったハナグモの動きを抑えています。

 

ここにもハナグモが。

 

クモ類の存在は,花と昆虫のつながりに深くかかわっています。

 


ダンゴムシの生態を確かめたくて(8) ~雌雄~

2020-06-15 | 生物

ダンゴムシの雌雄の判別は簡単です。背面を見ると一目瞭然。黄色っぽい斑紋が各節に行儀よく散らばっているのがメス。斑紋がまったくない単色がオス。したがって,下の写真の個体はメスです。

 

オスは下写真のとおりです。

 

雌雄を腹面で判別してみます。これも慣れたらすぐわかります。

からだを裏返しにすると,起き上がろうとして盛んに動きます。しばらく置いていると,動きが止まる瞬間があります。そのときに撮影することにしました。

メスのからだには保育嚢があります。尾部に見える2対の白い器官は偽気管と呼ばれているもので,呼吸器官だそうです。でも,くわしくはまだわかっていないとか。

 

これはオス。

 

生殖器でよくわかります。中央の管は交尾器。白っぽい2対の気管はメス同様呼吸器官です。

 

こんな身近な生きものなのに,解き明かされていないことがまだまだあるのですね。