自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

(続) シロコブゾウムシの産付卵

2020-06-24 | 昆虫

シロコブゾウムシの孵化及び幼虫について,ネット検索してみると卵が数例ヒットするだけです。孵化と幼虫については皆無です。そのような特定昆虫にこだわって観察する人はないようです。

ということは,わたしの観察心には希少価値があるのかもしれません。そこから孵化が見えてきたら,なんとも愉快ではありませんか。人がしていないこと,研究者だけがしていることを自分がしているって,ほんとうにたのしい話です。

でも,卵は神秘です。いのちの原点です。そううまく期待どおりにこの目で観察できるか,自信はまったくありません。ないままに,観察の記録を残していきます。

白い塊の輪郭がぼんやりしてきました。そして,卵に窪みが現れています。

 

それから二日経ちました。やがて窪みが大きくなり,褐色を帯びたところが見えかけました。頭部が形成されているのでしょう。

 

左の3個を接近して写しました。白っぽいからだのようなものがUのかたちに見えています。からだが横たわって形成されるようです。

 

期待感が増してきました。

 


モンキチョウ,卵どっさり,孵化たっぷり(続々)

2020-06-24 | モンキチョウ

結局,モンキチョウの孵化が本番を迎え,わんさか続きました。同じ日に産み付けられたか,同一個体が産み付けたか,いずれかでしょう。観察には申し分のない機会に恵まれました。

そのうち,2例を画像でご紹介します。

前方向からの撮影がいちばん。頭をぐっと出しかけた瞬間です。

 

からだは筋肉のかたまりという感じ。

 

もう一つ。卵殻の内側に頭部が見えます。殻を開け始めたばかりの時に撮影しました。

 

やや向きを変えて正面方向から撮影しました。

 

出て来るときは口も目も見え,あとから見ても実感があります。

 

1mmの世界でこんな撮影が繰り返しできるなんて,なんだか贅沢な。そんな気持ちになって来ました。