自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ヒオドシチョウの吸水

2020-06-14 | 昆虫

仕事場の玄関。ドアのあるすぐ傍の話題です。わたしが立っていると,すぐ目の前のコンクリート面にタテハチョウが一匹舞い降りました。不思議なことがあるものです。めずらしいほどに大きなチョウです。とても鮮やかな色彩をしているので,ヒオドシチョウにちがいありません。

 

見ていると,口吻を伸ばして給水を始めた模様。といっても,コンクリートは乾いているのです。それでもミネラル分かなにかを摂取しています。

 

急いで腰からコンデジを取り出して撮影開始です。

残念ながら翅は閉じたまま。ときどき吻を戻しました。でも,去る気配がありません。

 

撮っている途中,来館者があり,撮影中止。結局チョウは行ってしまいました。

その後,また同一個体らしいヒオドシチョウが先ほどの地点に近いところにやって来ました。今度は翅を広げました。撮影しようかなと思ったら,なぜか,どこかに消えてしまいました。

 

 


ヒメクロオトシブミの観察 ~続 幼虫~

2020-06-14 | 昆虫

二日目。指を触れると激しく動きます。

 

五日目。口を大きく動かす瞬間を撮りました。この顎で周りの葉を食いちぎるのです。

 

七日目。よく,ゆりかごから飛び出します。葉に覆われていたら,動きは限定的にならざるを得ないでしょうが,これでは飛び出してもしかたありません。そのつど戻すことにしています。

 

八日目。変化はありません。ただ,頻繁に飛び出すので,食べる活動がめっきり減らざるを得なくなった模様。元気がなくなりつつあります。

 

結局,二匹とも死んでしまいました。上から居室を塞いでおけばよかったのかもしれません。かわいそうなことをしました。

観察をとおして,幼虫期のすがたが垣間見えました。チャンスがあれば,また追ってみようと思います。