自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ヒメクロオトシブミの観察 ~幼虫~

2020-06-12 | 昆虫

オトシブミの卵を観察したことは何度かあります。しかし,幼虫は見たことがあるものの,しっかりと見たというほどではありません。見たくても,ゆりかごが小さいので幼虫がそんなにうまく見られるものか,自信がありません。

それでも,今シーズンを心置きなく過ごすには,見ないと気が済まない気持ちになって来ました。それで,ゆりかごを割ってみることにしました。

たまたまコナラの葉を使ってつくられたゆりかごが二つあったので,それを使うことに。ニセアカシア製のものより,一回り大きい感じがします。それならなんとかなるなのでは,と思ったのです。ただ、ヒメクロオトシブミかどうか,それは定かではありませんので,予めお断りしておきます。

 

カッターナイフで軽く切れ目を入れ,指先とナイフ先で二分割すると,一発でうまくいきました。かなり大きくなった幼虫が入っていました。

 

もう一つもうまく切れました。一回り小さなからだです。

 

独特のからだつきをしています。白い塊がぎゅうぎゅうに並んでいます。

 

糞らしい粒が粉状になってかたまってあります。

 

これが脱皮して蛹になって,というふうに成長するのです。たぶん見届けるまでにはいかないでしょうが,追ってみる価値はあります。