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自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ダンゴムシの生態を確かめたくて(8) ~雌雄~

2020-06-15 | 生物

ダンゴムシの雌雄の判別は簡単です。背面を見ると一目瞭然。黄色っぽい斑紋が各節に行儀よく散らばっているのがメス。斑紋がまったくない単色がオス。したがって,下の写真の個体はメスです。

 

オスは下写真のとおりです。

 

雌雄を腹面で判別してみます。これも慣れたらすぐわかります。

からだを裏返しにすると,起き上がろうとして盛んに動きます。しばらく置いていると,動きが止まる瞬間があります。そのときに撮影することにしました。

メスのからだには保育嚢があります。尾部に見える2対の白い器官は偽気管と呼ばれているもので,呼吸器官だそうです。でも,くわしくはまだわかっていないとか。

 

これはオス。

 

生殖器でよくわかります。中央の管は交尾器。白っぽい2対の気管はメス同様呼吸器官です。

 

こんな身近な生きものなのに,解き明かされていないことがまだまだあるのですね。

 


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