ダンゴムシの雌雄の判別は簡単です。背面を見ると一目瞭然。黄色っぽい斑紋が各節に行儀よく散らばっているのがメス。斑紋がまったくない単色がオス。したがって,下の写真の個体はメスです。
オスは下写真のとおりです。
雌雄を腹面で判別してみます。これも慣れたらすぐわかります。
からだを裏返しにすると,起き上がろうとして盛んに動きます。しばらく置いていると,動きが止まる瞬間があります。そのときに撮影することにしました。
メスのからだには保育嚢があります。尾部に見える2対の白い器官は偽気管と呼ばれているもので,呼吸器官だそうです。でも,くわしくはまだわかっていないとか。
これはオス。
生殖器でよくわかります。中央の管は交尾器。白っぽい2対の気管はメス同様呼吸器官です。
こんな身近な生きものなのに,解き明かされていないことがまだまだあるのですね。