自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

アゲハの前蛹(1)

2015-05-17 | アゲハ(ナミアゲハ)

果樹園ではレモンの花が満開です。近くによると,匂いが辺り一帯にぷうんと漂っています。ハナバチをはじめ,いろんな昆虫たちが訪ねて来ています。

ツマグロキンバエはどこでも見られる常連中の常連。日が傾いた夕刻も見かけます。 

 
小さな昆虫も大きな昆虫も訪れます。小さな昆虫にも,密かに待ち構える小さなクモがいます。おいしいご馳走がいっぱいなので,吸蜜に夢中になっていると,ものの見事に捕らわれの身になります。


レモンの木のすぐ脇。雑草が生い茂っています。偶然見つけたのですが,イネ科植物の茎にアゲハの前蛹が一個体。 春に孵化したものがもう前蛹だなんて,なんと成長の早いこと。


せっかくなので写真を撮ることに。ファインダーを覗いていてびっくり。小さなハチが一匹いるではありませんか。紛れもなく寄生バチの一種でしょう。前蛹個体にとても関心があるようで,飛び去る気配はまるでありませんでした。 


様子を窺いながら,幼虫のからだに卵を産み付けるのでしょう。この後,どんな展開になっていくのか,気にしておこうと思います。