年を越したあたりから,植木鉢のジャガイモが勢いを失い,いよいよ枯れかけてきました。それで,順次掘り上げて結果を記録することにしました。
一本一本の茎に,どんなに小さくてもとにかく塊茎(イモ)ができています。大したものです。イモが養分の貯蔵庫だという点が実感できます。
以下,特徴的な姿をした例をいくつか載せていくことにします。
その1。小さな茎,小さな葉には小さなイモができています。こんなにからだが小さくても,ちゃんとイモがあります。なかには,イモが二つのものも。ふしぎなくらいの姿です。
その2。ストロンの先だけでなく,腋芽も膨らんでイモになっています。この腋芽は,わざと土をかけていたために地中に埋まっていたのです。腋芽だった証拠に,付け根にある葉脈(主脈)の名残りがあります。写真で見ると,根のような一本の筋が残っているのがそれです。予想どおりの結果になりました。
その3。茎もイモも,ふつうでは考えられない付き方をしています。太い茎が横向きに一本,そこから四本の茎が出ています。そして,イモが2個。マッチ棒の先付近に極小のイモがあります。
どうやら,“茎の大小に関係なく,どの茎にもイモができる”というきまりが成り立ちそうです。