屯田物語

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ボナンザ 思考回路の矛盾

2007年04月29日 | 日常
渡辺竜王対ボナンザの将棋対局の再放送、二度目なのにまた見入ってしまった。
最強ソフトのボナンザであるが、いかに全幅(選択も)探索をおこなっても、
究極的にはプロには勝てないだろうと思う。
手が進むにつれ局面が単純化してゆくチエスとは異なるのである。

ボナンザは点数換算して最も有効な手を選択するようプログラミングされているが、
将棋というゲームは、具体的に計数化できる有効手がいつも存在しているわけではない。
たとえ、マイナス手であっても、それを指さなければならないこともある。
人間の狡猾さをもたないコンピューターは、プラス手だけを探して、
堂々巡りの思考回路におちいってしまうことはないのだろうか。

”2001年宇宙の旅”のハルのようなコンピューターが現れない限り、
プロを凌駕することはできそうもない。



今頃の季節だからこそ、百合が原公園を歩いていると、思いがけない花と出会う楽しみがある。
この陽ざしの透けた黄色の花はクロッカスだよね。
でも、紫の花はなんというかわからない・・


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4 コメント

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H A L は (大阪のヒラク)
2007-04-29 20:30:30
I B M の(アルファベットでの)一つ後、つまり一つ上、とかの(おそらくは有名で陳腐かもしれない)説明の文章を読んで感激したことがあります。
HALはIBMというコンピュータ会社つまり既成の技術レベルを超えているから、チャペックのロボット三原則(人間に危害を与えない、など)を乗り越えて、自らの意思を持った云々..。
私は将棋も碁もさっぱり知らないのですが、論理的思考から見ればバカバカしいような「手」が効を奏する局面もあるのでしょうね。実人生と同様に。
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動かないがいいとき・・ ()
2007-04-29 21:24:31
IBMの話は有名ですね。

マイナス手というのは、ばかばかしいような手ということではありませんが・・
いわゆる、動かないほうがいいこともあるという意味です。
相手に指させるというか、そこらあたりは説明が難しいなあ。。
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前後反対でした。 (大阪のヒラク)
2007-05-01 12:06:42
HAL三文字ははIBM三文字のアルファベットで一つずつ「前」ですよね。書き間違えていました。
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ありがち・・ ()
2007-05-01 12:23:06
ヒラクさん、こんにちは!
こういう錯覚はよくありがちなので、いちいち訂正するほどのことでは・・(笑)
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