hiroshi hara: saxophoniste

日々の思考の断片

二拍三連符の教え方

2007-09-12 21:43:16 | 日常
自分では理解していてもそれを人に伝えることは難しい。
楽器演奏に関しても同様で、正しく伝え理解してもらったとしても、それを実行に移すことは、また大変な作業だ。

毎年夏休み前には吹奏楽コンクールのために様々な学校で指導を行うが、特に中学生には二拍三連符の正しいリズムを伝え、正しく演奏してもらうことがとても難しい。

ちなみに複数拍連符の考え方だが、1拍を連符の数で割り、それを拍の数で束ねる。

二拍三連符なら、3連符が2つずつ。
三拍四連符なら、16分音符が3つずつ。(四分音符が一拍の場合)
四拍三連符なら、3連符が4つずつ。
二拍五連符なら、5連符が2つずつ。

ここまでは算数的に理解してもらえるが、その先が大変なのだ。
どうしたら伝わるのかと前々から考えていたのだが、先日とても効果的な指導法をご教示いただいたので紹介したい。

まず生徒たちには手拍子と声を出してもらう。
二拍三連符を例に取ると、
1. |タンタ|タタン|、
2. |タカタ|タカタ|、
3. |タカ タ|カ タカ|、
4. |ター タ|ー ター|、

といった手順で行っていくと感覚をつかみやすく、演奏にもいかされやすい。

四拍三連符はどららにしても難しいが、私が高校生の頃に演奏した「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に出てきた。
1. |タカト|タカト|タカト|タカト|、
2. |タカト|コ タカ|トコ タ|カトコ|、
3. |タート|ー ター|トー タ|ートー|、
4. |ターウ|ー ター|ウー タ|ーウー|、
5. |ターア|ー ター|アー タ|ーアー|、
6. |ターー|ー ター|ーー タ|ーーー|。